2012年12月5日水曜日

留学前にダンスの心得を

留学前に語学をというのは当たり前ですが、どうやらダンスにも慣れておいた方が良いようです。
今週は学期ラストの山場。みんなペーパーやプレゼンテーションに追われ、ストレスを抱えている中、今日のお昼に大学院のミーティングスペース・自習室が一時クラブとなりました。

これでストレス発散をするようです。勉強とその他の切り替えがすごくうまいと感じます。

東アジア以外の人たちは一般的にダンスが日常に溶け込んでいるようで、日本人も出発前に人前で踊ることに抵抗がないくらいになっておいた方がいいかもしれません。

踊りたい人は踊り、踊りたくない人は座ったまま勉強してます。周りの目・人の目も気にせず、みんな自由で、やりたいことをやりたいようにやっている。

文化の違いは奥が深いものです。





2012年11月20日火曜日

マックスウェル大学院・ハーバードケネディスクールとの違い

よくアメリカの大学院ランキングを見ますと、なぜマックウエルが?と思う方が多いと思います。

http://grad-schools.usnews.rankingsandreviews.com/best-graduate-schools/top-public-affairs-schools

そもそもこのランキングの作り方はわかりませんが、回りの人から聞いたり、このマックスウエルで感じたことを総合すると、ハーバードケネディスクールとは比べる意味がないと思います。

―マックスウエルは、行政分野の実務家養成学校
―ハーバードケネディスクールはリーダー養成学校(こちらは私は通っていないので、伝聞やイメージ)

マックスウエルでは、国際機関の職員、州政府の公務員、NGO等の管理者、公共分野のコンサルタントの育成が主眼に置かれており、授業も、経済、統計、公共部門マネジメントスキル、プロジェクト評価手法、公共部門のリサーチ・分析・文書作成実務等を習得・訓練する学校と思います。そのため、授業は10人から20人くらいです。

翻ってハーバードケネディスクールは伝聞等を勘案すれば、理念や将来ビジョンの体現化等に比重が置かれている気がします。※これは私のまったくの推測ですが、、、、

ですので、この両者を比べてランキングにすること自体ナンセンスな気がします。※ハーバードケネディスクールだけ特殊で他の公共政策スクールはきっと実務家養成なんだと思いますので、ハーバードケネディスクールをこの分野のランキングに入れるのが的外れといった感じでしょうか。

以前に書いた気もしますが、マックスウエルの卒業生から連邦政府への就職は少ないと思います。州政府、国際機関、NGO、民間のリサーチコンサルタント会社等が主にマックスウエル・アメリカ人卒業生の就職口と思います。留学生は様々ですが、自国に戻って、政府関係の仕事や国際機関等が多いのかなという感じです。


2012年10月24日水曜日

シラキュース大学マックスウェル公共政策大学院の続き3

今回は授業以外のご紹介。私の通うマックスウエルはアメリカの政治経済を扱う公共政策大学院というだけあって、授業以外にもアメリカの政治に直接触れることができます。

以前もお伝えしたかもですが、
今年の4月にはヒラリークリントンの講演(マックスウエル学部長の前職が日本でいう外務省事務次官のため、ヒラリーと深い付き合いがある。)、5月から8月の休み明けのこの10月にはダライラマの講演、そしてハーバード大学JFKスクールの「正義の話をしよう」で有名なマイケルサンデル教授のレクチャーと毎月のようにアメリカ政治や世界政治に触れる機会を与えてくれます。

ちなみにこれを書いている現在、当大学院学部長スタインバーグはアーミーテージとともに日本と中国の尖閣問題について野田総理に提言をし日本に向かっています。
学部長はきさくな方でよく学生とランチミーティングをしますので、次回、日本と中国の関係について話をしてみたいと思います。

ちなみにですが、大学敷地内にある4万人程度を収容するドームにはNBAのプレシーズンマッチやシンディローパーのコンサートなどエンターティントもたくさんあります。
※ただ、当大学はアメリカでもベスト20に入るパーティー(主に学部生の飲み会)が良く行われる大学のようです。。。。。。


スタインバーグについて
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B8%E3%82%A7%E3%82%A4%E3%83%A0%E3%82%BA%E3%83%BB%E3%82%B9%E3%82%BF%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%83%90%E3%83%BC%E3%82%B0

日本訪問記事(NYtimes)
http://www.nytimes.com/2012/10/20/world/asia/group-to-try-talks-on-islands-in-japan-china-trip.html?smid=fb-share

2012年10月20日土曜日

シラキュース大学マックスウェル公共政策大学院の続き2

そういえばですが、少し前に環境と紛争の交渉マネジメントの授業が終わりました。
毎週金曜の夜から土日も行う集中講座でしたが、ようやく土日が少しは休める状況になりました。

念のため、正式な授業名は、
Environmental conflict resolution and collaboration
Pro:Rosemary O'Leary

です。

授業は、環境紛争(水質汚染の環境汚染等)についてのロールプレイイングです。
10人一つのグループで10人がそれぞれ、政府やNGOや会社等それぞれ役割を与えられて、どうやったら全員が納得の行く結論を出せるのかのシュミレーションを行うものです。
土日は朝から晩まで交渉でした。

この授業からの感想ですが、

〇米国人でも与えられた課題をしっかり読み、自分の発言メモをびっしりまとめていること。
〇こうした中で議論をリードしていくには相当の実力がなければと痛感したこと。
  →これは英語力の問題のみならず、ガンガン発言してなんぼという国民性の違いも大きい。
〇この交渉能力の差が国際社会や国際交渉での日本の立ち位置と相似していること(低いということ)。
〇アメリカ人を初め、相手がちゃんと聞いてくれるかどうかについては英語力ではなく、伝えたい熱意と自信であること。下手な英語でもしっかり自信を持って伝えるとしっかり相手も聞き、受け止めること。
  →発言しない人にはまったく無関心だが、発言した人、内容にはとても敬意を払う。つまり行動した人がどんどん取り上げられるというアメリカ社会の仕組みそのもの。

こんな感想です。引き続き日々邁進していきたいと思います。

普段の会話で本当に必要な英語の聞き取り

引き続き英語ネタ。留学を目指す方等の参考になれば。

同じ大学の日本人から共有された以下のリンク。

http://www.mogomogobuster.com/

この教材の宣伝をするわけではないですが、留学生活早1年半を過ぎて、このリンク内にある内容は本当にその通りと思いました。

ネイティブはこれまで日本人が習った英語の通りには話してくれず、聞き取れないことがしょっちゅうです。しかもそれが何なのかも分からないのでそのままわからないままという感じになってしまうのが一般的と思います。

ニュースを聞くのも重要ですが、そうしたニュースや大学講義英語と日常会話の英語は違うものと思って、日常会話の方も事前に映画等で訓練していけば良かったと思いました。

普段の日常生活でこのネイティブの音が聞き取れるようにはならないと思います。
特別な何かの訓練が必要かと思います。

ご参考までに。

2012年10月7日日曜日

英語の発音

いまさらですが、留学を備える方に向けて、英語の発音のことです。

rとl, bとv, sh, thのサウンドは事前にネイティブと良く練習してきた方がいいと思います。

例えば日本人からしてみれば、rightとlightは同じ発音に聞こえますが、アメリカ人に限らず、他のたくさんの海外の人たちもこの音の違いは大きなもののようです。

その他の例として、jargon.
日本人が英語っぽく話すとjergonに聞こえてしまうようで、「じゃぁまたね」の時の「じゃ」くらいの軽い発音が「ja」のようです。

彼らはこうした音にとても敏感で、音が違うと異なる単語を話しているように受け止めるようです。

※もちろん日本語にも日本人にしか聞き取れないサウンドがあるとは思います。

私もいまさらながら、この音を練習しています。日本にいるときにやればと良かったと。

<補足>
日本人の場合、発音の前に声が小さくて相手に聞こえていないという話をよく聞きます(実際今日私も自信がない部分が弱くなり何ども聞き返されてしまいました。自信がなくともはっきり大きい声で話すことでだいぶ通じるかと思います。海外の方々は相手が間違ったこととかとんちんかんなことを言っても、全然気にしないので、その点楽です!)。


2012年9月18日火曜日

シラキュース大学マックスウェル公共政策大学院の続き。。。。。


先日のマックウエル授業の補足です。

アメリカ予算・税制の授業ですが、いま教授から連絡があり、2週間後に日本の公的年金制度についてのプレゼンをクラスでするようにとのメール。。。。。。

明日(火曜日)、本1冊の分析の締切。
その後、今週金曜6時までにネゴシエーションのペーパー締切(水曜、木曜と授業(もちろん授業にはそれぞれ準備が必要)。金曜は朝から5時までインターン)。

そして、インターン後、金曜6時から9時、土曜9時から5時、日曜9時から5時とネゴシエーションクラスの最後の授業。

来週月曜は休みのものの、火曜、水曜、木曜と毎日別々のペーパーの締切と授業準備。。。。
一体どこにプレゼンの準備のできる時間があるのだろうか。。。。。。

年金制度なんてまったく土地勘ないし、日本語でも説明できない。。。。。

マックスウエルでの授業風景はきっと皆さんこんな感じと思います。。。。。。

とにかく何とかなると信じて進みます。。。。。

2012年9月16日日曜日

シラキュース大学マックスウエル公共政策大学院について

だいぶ久しぶりの投稿ですが、今回は、私の通っているシラキュース大学マックスウェル公共政策大学院ついて、新学期が9月から始まりましたので、雰囲気をお伝えできたらと思います。

人それぞれ、学科それぞれで内容・考えは異なりますが、以下は私の雑感ということで今年の冬に出願する方々の参考になればと思います。




Maxwell school


〇全般(人数等は感覚的なもの)

スクールは、大きく分けて、
1.MPA 1学年100人(日本人1人〜2人)。一般的な公共政策を扱う。若いアメリカ人学生(25歳前後)中心。留学生は3割くらい? 
2.MAIR 1学年100人(2学年あるため、実質200人。日本人1学年2人くらい)。国際関係学。若いアメリカ人学生(25歳前後)中心。留学生は3割くらい? 
3.EMPA/EMIR 100人(日本人2人くらい)。職歴10年以上の人向け。半分は留学生(主に海外政府関係者。インド、韓国、トルコ、日本)。アメリカ人の5割以上は軍関係者。

の3つに分かれます。その他、経済、地学、政治学etc細かなものも合せ、10コースくらい分かれています。


ただ、クラスは何でも自由にとれ、コースが違うことはあまり大きな意味を持たない。そのため、MPAに入ろうがMAIRに入ろうが、EMPAに入ろうがあまり違いはない(クラスメートとの一体感は異なるが。。。)


※留学生のTOEFLのスコアは多分105点以上ではないでしょうか?回りのマックスウエルの留学生は110点台とかたくさんいます。多分100点以下で入学できるのは日本人とお隣の国くらいなのではと思います。

※マックスウエルの米国人のGPAは聞くところによれば、最低でも3.8と言ってました。これが他の公共政策の学部と比較してどうかは良くわかりませんが、私よりは断然高いです。

〇授業の雰囲気(現在MAIRの2年目)

私が今学期受講しているコースは、1.アメリカ予算・税制、2.環境と政治、3.環境紛争とネゴシエーション、4.政治的リーダーシップの4コマです。

今学期は、必修を取っておらず、自分の興味のある選択科目のみの受講のため、自分の学びたいものを学べているというのが率直な感想です。


1.アメリカ予算・税制
12人くらいの授業(留学生は自分一人。。。)。毎週100ページほどのリーディング(米国予算・オバマケア等)を読んで、授業前にリーディングについての1枚ペーパーを提出し、授業3時間、先生や他の学生と議論をしていくもの。7割は先生からのレクチャー、残りはリーディングに関しての意見や質問をもとに議論していくもの。教授は確か、少し前の米国予算委員会(多分、議会に提案する案を作成する学者会合?)の議長かなんかだったかと。
教授:john L. Palmer

2.環境と政治

8人の授業(留学生2人)。毎週本1冊読み(米国環境政策の流れやマスメディアの対応、NGOの動き等)、それについて授業はほぼ100%ディスカッション(生徒がファシリテーターを務める)。
教授:Sarah Pralle

3.環境紛争とネゴシエーション
20人くらいの授業(留学生8人くらい)。
公共部門(政府、自治体)における議論の進め方を学ぶ授業。レクチャーののちに、ケーススタディのロールプレーイング。授業中に’会議’を行うという設定のもと、授業外で利害関係者と各自交渉をすすめ、その結果を’会議’で議論し、お互いに合意を取り交わすというもの。教授がネゴシエーションの世界では第一人者らしい。。。。5割レクチャー、5割グループワーク(会議)
教授:Rosemary O'Leary

4.政治的リーダーシップ
20人くらい(留学生10人くらい)
政治リーダーとして必要とされるリーダーとは何かを学ぶ授業。リーダーの分析書物を読んで、それにつき教授がレクチャーを行う。6割レクチャー4割質問・議論。最終的には、個人で1人のリーダーを選び、プロファイルを作成するもの。
教授:Margaret Hermann

どの授業も少人数でディスカッションも多く、非常に刺激的。どこの学校でもそうだが、予習が大変で終わらない(アメリカ人でも終わらない。。。)。私はこのほか、地元の行政機関でインターンも実施中。

その他としては、当スクールの看板学科のMPAの6月〜8月のクラス等は非常に集中的に講義・ディスカッションを行うようだが、当方は受けていないのでコメントできず。

MAIRの特色として、基本的には2年目の9月〜12月は世界各地でインターンを行う。クラスメートはヨーロッパ、アジア、アフリカ、南米と各地でインターンをしている。また、夏に世界各地で授業を行うプログラムもあり、来年フランスの授業に1ヶ月参加予定。

〇教授の市場評価・学生の質・評価

当方は学問の世界の人間でないので、教授陣の市場評価はよく分かりません。。。。うわさでは、若手有望な学者が多数いるため、スクール自体の評価を上げているらしいです。
学生の質としては、みんな真面目(というか、アメリカの学生はパーティーもするが、勉強もしっかりするというイメージ。図書館は毎日深夜でも学生が混雑。土日もたくさんの人が勉強している。)マックスウエルは本当に真面目が学生が多く、少しでもいい成績を取ろうとみんな必死で勉強している感じ。自分もそうした他の学生の姿勢からよく刺激を受ける。クラスメートとの交流も、多数あり。アメリカ人学生も留学生に慣れている感じ。

〇卒業後の進路

主に、地方政府、NGO、国際機関(中央政府は少ない)

〇日本人学生の位置づけ
他の学校と比較ができないが、人数は少ない方と思います。今年のMPAは1人しか日本人がいないため、日本語を話す機会はほぼない。少ないため、日本人としてのプレゼンスを示すのは中々難しい。

〇学部長
現学長は去年までの米国国務省の事務次官(ヒラリークリントンの直属の部下的なところでしょうか。日本の外務省事務次官的なもの)。米国外交政策に明るい。授業も持っている。

〇その他、
著名人の講演多数。前の学期はヒラリークリントン、今学期はダライラマ等

〇デメリット(とりあえず思いつくままに)
・(当スクールにかぎらず)英語は大変。英語苦手学生へのサポートはなし。
・学生数が20人を越す授業が結構ある。
・ただ単に講義を行うだけの教授も結構いる。
・野球はシラキュースで流行っていない。
・田舎にあるため、インターンの場所が少ない。
・飲み場所が少ない。

長くなりましたが、とりあえず。







2012年8月19日日曜日

トロント

先日カナダのトロントにまた行ってきました。かれこれ3回目となります。
国境を超えてシラキュースから片道車で5時間のところにあるこの町は、とてもきれいでご飯もおいしく、とても良い町です。

特にトロントでは人種関係なく、いろいろな組み合わせのカップルを多く見かけます。多様な国籍な人が増えているシラキュースではまだそこまで到達していない感じがします。
日本人経営の居酒屋やラーメン店もあり、きっと日本人もさらに過ごしやすいのだろうと思います。

そして、今回の旅のメインはカリビアンフェステバルCaribbean Carnival Torontoです。毎年8月に何日もかけて行われる祭りで最後のパレードは何万人も参加する北米最大のカーニバルとのことです。是非、来年訪れていただければと思います。
チケットは50ドル、20ドルとあり、どちらの席も金網越しにしかパレードを見ることができません。
20ドルのチケットでも十分に楽しめますが、50ドルのチケットの方がゆったりと見れる感じがしました(私は20ドルの席でした)。チケットを買わずにフリーで見ることもできますが、人が本当に多く、中々近くまで行くことができないと思いますので、チケットを買った方が間近で見れると思います。
http://torontocaribbeancarnival.com/pagedisplay.aspx?i=266

そしてカナダからアメリカへの入国審査でまた引っかかってしまいました。
今回は、書類のハンコが不備で止められてしまったのですが、問題は、車に生鮮食品(野菜・果実)を入れていたこと。カナダからアメリカへは野菜や果物等の持ち込みは禁止とのことで、没収されてしまいました。通常は袋等に入って見えないので係員もそこまで細かくチェックはしないのですが、今回は透明な袋で明らかに果物と外見から分かってしまったため処分をされてしまいました。

陸路でこうしたものの持ち込みはお気を付けください。

以上、カナダトロント情報などでした。

2012年7月24日火曜日

NY州の運転免許取得の旅(5) -ラスト-

先日、ロードテストに合格したとお伝えしましたが、試験官は3週間経ったら家に郵送されるよと言われ3週間待っていたものの、いつまで経っても来ない。。。。。

おかしいと思い、DMV(運転免許センター)にインターン前の朝一で車で30分かけて行ってきました。
※DMV平日の朝8時から4時までしかやっていない。。。。。

朝一の行列に紛れ、自分の番を待ち、ようやく受付に到着。
「免許が来ないのですが」と尋ねると、

「君はsocial security番号がないinternational student だから、連邦政府のsocial security officeに言って、social securityがないことの証明書を持ってこないと免許は受け取れない」と言われました。。。。。。
※social security番号:個人一人一人の番号。働く人はもらえるが、留学生には付与されない。

そんなの初めて聞いたし、試験官と行っていることが違う!!
※私の仮免許証にはsocial security 番号がない旨書いてあり、試験官も私が留学生と認識できていたはず。しかも、友人は普通に家に郵送されてきたという人もいる!
しかも他の友人は、仮免許が受かった後、本物の免許証が郵送されてきて、ロードテストを受けずに済んだ人もいる!さすがアメリカ。。。

しぶしぶ、その日は諦め、また後日の早朝に、ダウンタウンにあるsocial security officeにいき、証明書をもらいました。
※証明書をもらうには、passport とI-20(F-1ビザの場合。Jビザの場合は違う書類)が必要。入口で、飛行機に乗るような手荷物検査をされ、携帯は入口であずけなければならない。

そして、また後日また朝一でDMVへ。
この時もsocial security officeの書類とpassport とI-20と仮免許証を持っていきました。
※I-20は入国時のものから学校をtransferしている場合は全部。
今度はようやく、手続きも無事終了し、後日家に郵送されるとのことでした。

ちなみに私の妻は英語での免許試験を避けるため、国際免許証の更新を考えています(通常の国際免許証の有効期限は1年。特別な事情がある場合は、パスポートのすべてのページの写し、日本の免許証、国際免許証、委任状等があれば更新できるとのこと。詳しくは日本の警察署に確認してください。)。

というわけで、NY州免許はとりあえず、以上です!



アメリカ北東の田舎でのお寿司

NY州の北にあるシラキュース市には何軒か日本食屋さんがあります。
海から遠いため(車で海まで6時間以上でしょうか?)、そんなにお寿司も美味しいというわけではありませんが、最近気がついたのは、Wegmanというsupermarketのお寿司が一番美味しいということです。

シラキュースの有名な日本食と言えば、Ichiban, Koto, Tokyo soulなどですが、こうしたお店の20ドル以上もするお寿司よりもWegmanのネタとシャリの方がよっぽど日本に近く美味しいです。

是非Wegmanのお寿司を試してみてください。
※Wegmanはたくさんありますが、このWegmanです。
6789 East Genesee St Fayetteville, NY 13066

ちなみにNY州の田舎で日本食と言えば、寿司(raw fishではなく、raw fishを用いないアボガドとかのrollが米国人には人気です。)と鉄板焼きです。
またその他の日本食はレストランではほとんど食べられません(ラーメン、焼き魚、とんかつ等)。

それでは。

タイヤのパンク。。。。。

今日はタイヤのパンク修理のお話です。

2日前、車のタイヤの空気圧の異常を知らせるランプが付いていました。
まぁそのうち、車屋さんにでも行くかなと思っていたところ、今朝、とても空気が抜けていることに(妻が)気がつきました。。。。。。
Flat tireでした。。。。



そのうちになんて思っていた自分に反省(気がついた妻に感謝)です。
よくよく見ると釘(screw)が刺さっているではありませんか。

ここから、タイヤ屋さんまで10km近く。

うーん。

まずは、家から100Mのgas stationにて、空気を入れてからタイヤ屋さんに向かうことにしました(gas station の air pressureを使用するにはquarter coin が4枚必要です。)。
自分で入れ始めるとみるみるうちにタイヤが膨らんでいきます。

その後、6ヶ月前にall season用のタイヤに交換したEast SyracuseのDunn Tireに行きました。住所は5830 BRIDGE STREET, EAST SYRACUSE, NY 13057
※半年前タイヤ4本交換で550ドルでした。

前回の時はJason(Mr.)さんが担当でしたが、この人の感じがとても良い。陽気で気さく。私のしどろもどろの英語もしっかり聞いてくれました。

今日の担当も運良くJasonさん、値段を聞くと、タイヤの修理(screwを抜いて穴を埋める)のはタダ。そして前回から5000Kmくらい走っているのでタイヤのローテーションも必要と言われ、それもタダ。

そこで日本だと、Flat tireの簡単な修理も2000円くらいかかるのがタダと言われたので、5000km走ったことだし、oil changeをしようということで35ドルでoil changeをしました(oil change は日本の2000円程度と比較して少し高いですね。)。

また最初1時間半で終わると言われ、時間通りに修理も終わり、いいサービスだったと思います(月曜の午前に行きました。)。

ということで今回は、Flat Tireの修理の状況とDunn Tireはそこそこのサービスを受けたというお話でした。

2012年7月14日土曜日

シラキュース(アメリカ)の移民政策と日本

私の住むシラキュース市は世界各地からの難民が最初に到着(?)する全米約60の自治体の中の一つだそうです。難民保護事務所でボランティアをする友人によれば、連邦政府からの援助を受けながら、シラキュースは都市部の人口減を補うべく難民(そして移民)を受け入れているとのことで、今日では、特に中心部においては、多種多様な人種が居住しているように思います。

今回のポイントはシラキュースの難民(移民)を受け入れが、人口減少社会、過疎社会に突入し、社会全体として成熟期を迎えている日本社会の模範例となりうるかというものです(特に研究しているわけではないのであくまで直感的に書いていますのでご了承のほどを)。

シラキュースの人口構成比(人種)では白人6.5割、黒人2割、スパニッシュ0.5割、その他(アジア、東欧)1割(ウィキペディア)という感じのようです。
シラキュースは1850年頃から塩産業等で栄えたようですが、その後衰退を辿り、70年代頃から、都市部の人口減少が顕著となり、それ以降、難民・移民をより多く受け入れ人口減を補ってきたようです。

結果として、裕福な白人層と貧しい黒人・難民層に大きな差を感じます。
※もちろん貧しい白人層が住む地域、裕福な黒人層もおり、ここでは細かな点ではなく、全体的な感想を書いています。

居住地域も、遊びに行く地域も、飲食の地域(お店すら)も人種ごとに異なっているように感じます。
以前にも書きましたが、特にダウンタウンのバス乗り場付近には、黒人・難民層が多く集まっている状況です(裕福な白人層は自家用車を使用するため、バスには乗りません。)。

ダウンタウンのバス乗り場付近には、貧困層が何の目的も持たずたむろしている状況も見受けられます。その2,3本先の通りの飲み屋街では、深夜まで、学生や裕福層が飲み明かしているという奇妙なコントラストがあります。

大学に話を移せば、シラキュース大学では、多様な留学生を招いており、特に成長著しいインド人・中国人の知識層を囲うことで大学を国際化しているように思います(インド・中国での広告活動を積極的に行なっているようです。)。

大学の国際化は成功していると見える一方、行政活動としての国際化は、人口減の処方箋であっても、治安・経済・雇用の面から見れば成功しているとは言い難い雰囲気です。

雇用の面から言えば、高所得の職に難民・移民層が就職することは語学面の制約等もあり、難しいように思います(日本から移民してきた友人も就職の面接には苦労しています。)。

このような現実を前に、日本全体あるいは自治体の人口問題に対する政策(や移民政策)がどうあるべきかを考えた場合、どのような判断ができるでしょうか?

ある記事のある自治体の成功例によれば、移住希望の国内の芸術家などをヘッドハンティングのように選抜し、人口増・活気ある町づくりに成功したものがあるそうです。一自治体の話を考えればこのような日本人間での流入流出で成功することはいい事例と思いますが、日本人間で人口調整を行なった場合必ず流出するケースが出るわけで日本全体からしてみれば、プラスの側面は少ないのだと思います。

そう考えると、最終的には、日本による難民移民の大量受け入れという話になるのですが、米国のようになれるのか、はたまたこれまでどおり難民等を受け入れず日本人のみのコミュニティを保ち続けるのかという選択肢になります。

個人的には、将来の人口減・活力減を補うには(そして日本人の国際化の視点から)移民の受け入れが不可欠と思いますが、日本人の心の問題(他国人に慣れていない)・言語の問題・治安の問題・財政の問題(移民への生活保護)等を考慮すると、シラキュースのような現状は日本国民世論には受け入れることはできないのだと思います。しかし、受け入れなけば、たくさんの地域・自治体が成長せずに衰退していく結果になるとも思われ、非常に悩ましい問題です。

特に先進国でこれほどまでに単一の民族で構成されている国は日本のみと思われ、国民の心の準備は、数年という短期間では可能ではなく、今後いつどのように舵を切らなければならないのか(切らないという判断も含め)、今後引き続き考えていかなければならない問題と思いました。



2012年6月20日水曜日

NY州の運転免許取得の旅(4) -運命の再チャレンジ-

本日、2回目のNY州ロードテストを受けてきました。

結果は、、、、、、、、、

合格でした!前回は縦列駐車で-40点となり、合格ラインの-30点をオーバーしたため失格でしたが、今回は交差点での確認が少し不十分で-10点のみで無事に通りました。

だいぶ緊張しましたが、安堵の一言です。

今日のテストを整理しますと、
1.朝、テスト会場に到着(会場はただの道路にロードテスト開始地点との看板があるのみで建物等何もありません。そのため、事前に場所の確認をお勧めします。ただし、事前にロードコースを走ることは州法で禁止されているようです。)

2.試験官が来て、同乗者の「免許証」を確認後、助手席に座り、受験者の仮免許(learners permit)と5時間講習終了書の2点を確認。

つまり、当日必要なものは、
①NY州免許保持者の同乗
②免許保持者の免許証
③自分の仮免許証
④自分の5時間講習終了書

となります。

3.試験スタート、右折、左折等指示あり、信号ありの交差点を2、3ヶ所通過。信号なしの一時停止の交差点を2,3ヶ所通過後、縦列駐車、その後Kポイントターンという流れで全部で10分くらいでした。
※この間、試験官は指示のみしか話さない。受験者は黙々と運転するのみ。

4.その後、スタート地点に戻り、結果の伝達。免許証が3週間以内に自宅郵送とのことでそれまでの間有効なレシートをもらい終了。
※他の方の話によれば、この時点で日本の免許を持っているかを聞かれる場合があるとのこと、あると答えると、日本の免許とNY州の免許が引き換えとなり、日本帰国時にまた交換となるとのこと。そうすると、NY州の免許はおみやげとしてもって帰れなくなるので注意。日本の免許はないと答えても問題なさそうです。

その他の注意事項としてNY州では日本の免許は有効との話もあり、他の州でも日本の免許証でレンタカーが借りれたという話も聞きます。そのため、インターナショナルライセンスを一応皆さん持ってますが、インターナショナルライセンスの期限後も運転できるという話もあります。

ただ、我が家はその辺不透明なため、私はNY州ライセンスを取得し、妻はインタ0-ナショナルライセンスの更新という方法を取りました。

総合しますと
取得にかかった日数:3月〜6月の4ヶ月(ただロードテスト1度落ちてます)
取得にかかった費用:DMVでの免許申請代50ドルくらい、5時間講習料50ドルくらい、ロードテスト前の任意の練習代50ドルくらい

以上、運転免許関係でした。



歯の治療

ご承知の方が多いと思いますが、アメリカの歯の治療代は本当に高いようです。
今隣で同級生が歯痛くて歯医者で治療費の見積もりをしてもらったところ、2500ドルかかるとのことでした。

保険も通常の医療保険には歯の治療は含まれておらず、別途契約する必要があるようです(HPで見たところ年間1000ドル以上でした。)。
※ちなみに学生用の医療保険は年間1300ドル。

ですので、アメリカ留学前に虫歯の治療は完治させた方がよさそうです。

p.s.先日妻の歯が詰め物がとれて、保険なしで歯医者にかかりました。レントゲンと詰め物を詰めて、しめて200ドルでした。1回の時間がなんと15分、効率と質はいいようです。なお、歯を入れ直した同級生は2500ドルかかったとのことでした。

2012年6月18日月曜日

アメリカ醍醐味6(アメリカの光と影)

これまでアメリカの良い点ばかりでしたが、もちろん良い点があれば悪い点があるわけで、今回は違う角度から(悪い点というわけではないのですが)を。

アメリカといえば、人種のルツボですが、そこには、光と影が指している気がします。
ここシラキュースの人口比は白人80%黒人15%スパニッシュ4%それ以外のアジア系というのが私の感覚ですが、

移民を多く受け入れているため、人種感の隔たりについては、制度上はなくなってきてはいるものの心の隔たりは大きいように思います。


3月のIrish祭りの様子。このほか、ポーランド祭りなどなど。


6月のアフリカンアメリカン(黒人)祭り
※奴隷制度廃止を祝いもの。

など、人種ごとのアイデンティティーを確かめるべく、各催しが行われています。

また、彼らは皆英語のネイティブスピーカーであり、お互いが同じ言語で会話できるはずにもかかわらず、互いに精神面では、交わらないようにしているように感じます。

人種も違い、英語もネイティブでないアジア人には壁はさらに高くなっているのではないでしょうか。

社会が様々な人種から構成され、NY州の黒人若年層の失業率が50%程度を超えている(以前紹介したバスターミナルなどは朝の通勤時間にもかかわらず、Yシャツを来てバスを待っているのは、100人中私1人くらいです。)など、依然として人種間の差がある米国の生活を経験し、いかに日本が単一種族から主として構成され、多くの日本人がこうした米国のみならず、世界が抱える問題を何も考えずに日々過ごしてしまっていることを実感します。

日本の将来は、超少子高齢化社会の世界の最先端を走り、2050年後には、労働力が低下に伴う、経済力の衰退により先進国からはじき出されるという推計も出ている中で、今後の日本の移民政策の舵をどうきるべきなのか?

アメリカ生活では、娯楽もさることながら、人間社会が直面する現実の課題とどう向き合うのかを実感させられます。


アメリカの醍醐味5

アメリカでの驚きの一つは、自然もさることながら

‘歌のうまさ’

ではないでしょうか。

そんじょそこらの歌手がむやみやたらにうまいのです。



これは家の近くで開催されたお祭りの風景。
ゴスペルか、R&Bかは音楽に詳しくない私にはよくわかりませんが、とりあえず、普通にうまいです。歌唱力、声量、キーの高さ、日本人にはとうていかなわないことを実感しました。

しかも、聴衆も日々こういうレベルの高い歌を聞いていますので、普通の歌では満足しないため、相乗効果で歌手のレベルはどんどん上がると思います。


お客さんは少ないのですが、ほんとうにうまいんです。


 日本は正統派ではなく、現在の日本の主流である日本独自の歌文化で進むしかないということを肯定せざるえないことを実感します。

アメリカなら、
元有名歌手も間近で見れます。
※Bryan Adams
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%96%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%82%A2%E3%83%B3%E3%83%BB%E3%82%A2%E3%83%80%E3%83%A0%E3%82%B9

マドンナやガガのコンサートも多分チケットはがんばれば取れます。

このように歌やエンターティンメントは非常に優れていると思います。

ただ、まったく話はそれますが、ロッキーで有名かつ全米屈指のフィラデルフィア美術館(The Philadelphia Museum of Art)には、


日本国の文化を紹介する場所があり、書道等が展示され、和の文化の代表として、写真の茶室が作成されてます。この美術館でアメリカ以外の国を一国単位で紹介しているのは日本だけであり、日本人自身がこうした世界から評価されていることを知り、もっと自分のことを学び自信を持つべきとも感じます。

アメリカの醍醐味4

今日はアメリカの自然です。
アメリカの大自然ブリはみなさまのご承知のところですが、ここNY州北部のシラキュースというところから近い自然のご紹介です。
アメリカの北の自然、アメリカならではの良さをお伝えできたらと思います。

まず、こちら。

ご存知の方も多い、ナイアガラの滝(カナダ側)。シラキュースから車で3時間くらいです。
ナイアガラの滝はアメリカ側とカナダ側があり、全体像を見るにはカナダ側からの眺望をお勧めします。2〜3時間で全体を見れると思います。アメリカとカナダの国境は車でも歩きでも超えられます。
国境超えの場合、学生は、パスポートとI-20が必要です。日本人はカナダ短期入国に際してビザは不要です。ただ、アメリカの学生がカナダ入国後アメリカへの再入国の場合はI-20に大学事務局のサインが必要となりますので、カナダに行く前に事前にサインをもらうようI-20発行事務局に問い合わせをする必要があります。

続いて、





ワトキンスグレン州立公園です。シラキュースから車で1時間半の距離に1万2千年かけて地層が削られてできた大小様々な滝を見ることができます。
http://nysparks.com/parks/142/details.aspx

自然の力にただただ呆然です。

続いて、

ワトキンスグレンに向かう途中のフィンガーレイクの一つのSeneca Lake。



縦に70kmくらい伸びている縦長の湖です。日本一の琵琶湖は縦に60kmくらいでしょうか。のんびりとして優雅です。

その辺りにある湖が琵琶湖と同程度であり、アメリカの大きさを感じます。


広大な大地。何時間走っても、同じ風景。ちっぽけな自分を忘れ悩みもなくなります。

続いて、我が家イチオシのステークハウスTEXAS Roadhouse。お通しで出てくるパンも絶品です。





写真のステーキ(サイドディシュ2品付き。)は16オンス(450g)で、お値段19.5ドル(1600円くらい)
http://www.texasroadhouse.com/locations/find-us?storeid=245

ボリューム満点です。

続いて、


シラキュースから車で40分くらいのTurning Stone。カジノです。
http://www.turningstone.com/
初回入会で10ドル分無料で遊べます。25セントから賭けられますので、お手軽に遊べます。
ディーラーの席ももちろんあります。
ネイティブアメリカン(いわゆるインディアン)居住地のみに合法化されているカジノにて、アメリカ政府の先住民政策を垣間見ることができます。

最後ですが、


アメリカは自由です。。。。。
服装も髪の毛の気にする必要がなく、回りの目を誰も気にせずに自分の思うがままにみなさん生きている感じです。「見栄」という概念がない気がします。



また、どこでも誰でも国旗を掲げ、愛国心溢れます(この国旗率も驚きで、見物です。)。日本も自分たちの国を誇らしく思えるような国にしていきたいものです。

2012年6月12日火曜日

公共政策教科書の宣伝

公共政策を目指す方向けに本の宣伝です。

この度、私の職場の同期がUCバークレーで講義をしている教授の教科書の和訳を出版したとのことですので、お知らせいたします。是非ご関心あれば手に取ってみてください。

「政策立案の技法」
http://www.toyokeizai.net/shop/books/detail/BI/d46776967f8c82d8448e7558be072a8a/

本人曰く、
「アメリカでは若手官僚やシンクタンク研究員や政治家の卵を対象として、プロフェッショナルスクールで政策立案の方法を非常にシステマチックにトレーニングしていることに衝撃を受け」、「日本の政策立案をよりよくするために、これは紹介したい」との思いから出版に奔走したとのことです。また、「本書は、すでに7カ国語に翻訳され、最も標準的に使われている公共政策学の定番書」とのことです。

私もこれからですが、読んでみたいと思います。

2012年6月11日月曜日

アメリカの醍醐味3

醍醐味と言えるかはわかりませんが、ここシラキュース近辺では、週末金曜〜日曜にかけていたるところでお祭りが行われています。

http://www.hotairballoon.com/Jamesville-Balloon-Fest/

広大な土地を贅沢に使い、


ライブも結構しっかりした設備、歌手にもかかわらず、椅子に座ってのんびりです。



気球も飛ばしちゃいます。

ATMも移動できます。

とこうしたお祭りがどこでもやっています。



話は突然変わりますが、

ヒラリークラントンなどの大物も見ることもできます。

アメリカの大きさを感じるこのごろです。

ミツワ(日本人向けスーパーマーケット)

今日はミツワというスーパーマーケットです。
http://www.mitsuwa.com/

アメリカには数店舗あるらしいのですが、NY州北部の我が家からはニュージャージー州のミツワが一番近いです(車で片道4時間です。。。。。)。

中国系、韓国系スーパーマーケットは結構あると思いますが、日本系は日本人が少ないため、本当に少ないです。。。。。。

日本食は何でも手に入りますし、何といっても、ラーメンが食べられるというところが素晴らしいと思います。

基本的に大都市でも一部の町にしかラーメンはないと思います。先日のフィラデルフィアにも2軒くらいしかありませんでしたし、アメリカで日本食はまだお寿司くらいしか流行っていないと思います。


※ミツワの中にある山頭火ラーメン。3ヶ月に一度のごちそう。


私の住んでいる町ではお寿司は食べられるもののラーメンはとても貴重な一品です。アメリカに来られる方で地方に行かれる方は是非ラーメンをたくさん飽きるほど食べて来られることをおすすめします!!

シラキュースというところ

今回はシラキュース(ニューヨーク北部)の街柄といいますか、人柄といいますか、人文的地理学的なものを少し書きたいと思います。

シラキュースは人口15万人程度の市なのですが、私が感じる限り、非常にリベラルな町!と感じます。良く噂にあるような、アジア人差別等はほとんど感じることはない町と感じます。

店員さんも、どこに行っても普通な感じですし、英語が普通ではないことで嫌な顔をされることはありますが、英語が話せれば、基本的に問題は起きないのではないかと思うこの頃です。

背景としては、シラキュースは難民の受け入れ地になっているようで多様な国籍の方々が暮らしているということがあると思います。
そのため、ダウンタウンなんかは少し治安の面で不安になることがありますが、これはどこのアメリカの町も同様と思います。


多様な人種が集まるダウンタウンのバス停。大声を出して歩く人。不自然な長さのタバコのようなものを2、3本単位で受け渡しをする人々などなど、朝から多様な方を見かけます。治安面は、日が出ている間は基本的には大丈夫と思っています。

話はそれましたが、私のインターン先のトップの方(白人50代後半の方)も人種差別、男女差別に断固反対で、自ら、アフリカンアメリカンの子を養子にしており、また、同じインターン先の弁護士の方(白人50代後半の方)も世界何十ヶ国も旅をしており、多様な文化に非常に強い好奇心を持っています。

私の活動している周りはごく一部かもしれませんが、シラキュースは非常にリベラル色が進んでおり、日本人にとっても住みやすい町ではないかと思います。

アメリカ人は偏見や差別が多いということ自体が偏見ですし、もちろんそういう考えのアメリカ人もいると思います。

ですが、アメリカに暮らし始めて強く思うことは、国籍や人種で人を判断することはあまり意味がないということです。

いろんなアメリカ人がいるし、同様にいろんな日本人だっている。礼儀正しい日本人ばかりではないですし。

ですので、アメリカ人だからとか、韓国人だからとか、中国人だからとか、日本人だからとか、そういう固定観念はなくして、一人一人違うのだから、そういう態度で接していくべきと思う日々です。


2012年6月4日月曜日

アメリカでのインターン

アメリカ大学院での1年目を終え、夏休みに入りました。日本に帰る人、家族で旅行する人など様々と思いますが、私が夏にやるべきこととして選んだのは、、、、

インターンです。

夏にやることは人それぞれと思います。

アメリカ旅行、日本への帰国、英語学校通学などなどなど。どれもプラスマイナスがありますが、私としては、少しでも自分の力を世界基準まで上げたい(つまり、英語で欧米人と対等に議論ができるレベル。)ということが最優先事項と考えました。

これまでも書いてきた通り、英語ではこれまでさんざん苦労、悲しい思いをしてきました。ネイティブと普通に話せるというレベルではなく、また、ビジネス等の会議のように相手がしっかり聞いてくれる状況での議論でもなく、10人、20人のネイティブの中でネイティブに発言し負けないレベル(割り込みされてもそれを跳ね返す語学力)に持っていきたいと強く願うためです。それと、一生のうち、この年のこの夏の期間にしかできないことはインターンだと思い、壁は高いと思いながらも挑戦していこうという思いになりました。

そこで、どうやってインターンを探したのかなどについて簡単に紹介したいと思います。

まず、インターンの目的は、
1.就職のための入社テストの一環
2.スキルの向上(授業の一環)
3.経験

一般的にアメリカと日本ではインターンの考えが違うと思います。日本では主に3番ですが、アメリカでは、1番です。そのため、皆インターン選びを本当に重視しています。(あくまで私の通う公共政策大学院の事例)

私の大学の場合は、夏のインターン情報を前年の秋の時点から流しています。1番の目的で選ぶのであれば、前年の秋から、働きたい場所を特定し、教授や大学事務局に相談するべきです。

その他、自分の働きたい機関のHPをこまめにチェックするとインターン情報がある。

最後に、自分はインターンをしたいということをいろんな友人に宣言しておく。そうすると、インターン情報が回ってきます。

などがインターンの探し方と思います。
私の場合は、主に2と3でしたので、実際にインターン探しに動いたのは、今年の3月からでした。まずは大学事務局に相談にいき、自分の希望(大学近辺で働きたい、環境関係で働きたいなど)を伝えたところ、ある教授に会うようアドバイスを受けました。
その後、教授とアポを取り、教授の薦める地元の役所に推薦状を書いてくれるとのことで、教授にお願いしたものの、2週間経っても返事がないため、教授に確認してみたところ、「忙しくて手をつけていない」とのこと。さらに2週間経っても返事がなかったため、催促してみたところ、ようやく出してくれました。

教授からは先方の返事を待とうとのことだったため、10日間ほど待ってみたものの何も音沙汰なしだったため、教授に確認したところ、教授のところにも来ていないとのこと。

ここでの教訓としては、アメリカの場合は待っていてはダメということ。教授に対しても、推薦先にしても自分で積極的にアプローチをしていく必要があるということ。日本風に考え、変に思われたらやだと思ってしまってはいけないということです。

最終的に、推薦先には連絡はとらず、友人が別のインターン先を紹介してくれたため、そちらのインターン(市役所のリサイクル部門)を行うことになりました。
※友人は大学事務局と相談してインターンを見つけました。

ということで、これから3ヶ月間みっちり働いてこようと思います。おいおいインターンの内容は紹介できればと思います。

2012年6月3日日曜日

NY州の運転免許取得の旅(3)

先日、ロードテストを受けてきましたが、なんと。。。。。結果は落ちました。。。。。。

試験前日は、民間会社の路上講習を受けた(5時間講習と同じ会社。路上講習は50分50ドル)ため、意気揚々と現場に向かいました。

当日は現場まで車で40分程度かけて行きました。NY州の実技の場合は、免許保持者を助手席に乗せて行かなければならず、友人にお願いしました。

現場に到着すると、試験官が同乗者の免許を確認し、簡単な説明を受けスタートしました。

その後、右折しなさい、左折しなさい等の指示を受けつつ走ること10分、1台の車の後ろに縦列駐車をするよう指示がありました。講習どおりに始めたもののバックの途中で何かに乗り上げた感触。路肩にぶつかったのだろうと思い、もう一度、また同じ感触だったため、もう一度やり直し何とか駐車したものの試験官の声のトーンが変わり、もうよし、発進との指示。

少しするとスタート地点へ戻り、駐車後、試験官より、「君はダメだ」とのコメント。縦列駐車を2回やり直したことで減点が40点となり失格とのことでした(30点で落第のようです。)

かなりショックでしたが、気を取り直して、翌日1ヶ月後の予約を取り直しました。(予約は通常は2ヶ月後のようですが、今回は早く取れました。)

というわけで悲しい結果でしたが、NY州の路上テストは他の方の話も踏まえるとポイントは縦列駐車(前に1台あるのみ、後ろには車はない。)と3ポイントターン(2車線でのUターン)の2点がポイント。また、右、左、後ろの確認は、首だけのみならず体全体で確認することが重要のようです。
※噂では、試験官ごとに違いがあるようで、有色人種には合格させないというある厳しい試験官もいるようです(真偽は定かではありませんが。)。

また、1ヶ月後の結果は報告したいと思います。



2012年5月17日木曜日

(特に)アメリカ留学が決まった方へ(特に文科系大学院の方へ)

春学期が終了しました。初めての大学院授業の今学期を振り返り、また、特に次の秋学期入学を備えている方へ一言と思います。

今学期を振り返るとすれば、すべて、「英語」につきます(またかという感じですが。。。。)!

私の大学院は公共政策ということもあり、グループワーク、ディスカッションが多く占めます。反省及びアドバイスとすれば、「リスニング」です!

※ここでいう「リスニング」は、英会話ができるとか、英語ニュースが聞けるとかそういうものではなく、米国人と対等に議論できるためのリスニングのことです。
※以下、英語劣等生の私レベルでの個人的な考えです。
※アメリカに来る前は住んでいれば、授業を受けていれば、何とか聞けるようになるだろうと思っていましたが、それはまったくの誤りでした!!日々猛特訓をしないと本当に聞こえるよう(議論できるよう)になりません!!

既に留学先を決めている方で、英会話に自信があるという方でも、TOEFLリスニングでいい点取っている方でも、帰国子女でなければ、非常に「リスニング」にきっと苦労します(屈辱といいますか、劣等感を感じます。。。。。場所によりますが、TOEFL英語と本場(ここはNYの田舎です。)の英語は全く違います。)。

例えば、今日の最後の授業の一コマ。
5人のグループ(私以外はネイティブ)で途上国開発についてディスカション。最初の簡単な世間話は出来ても、その後の内容の話に入ると、自分の意見をメンバーを説得しようと熱がこもり、ネイティブの英語はとても早くなります。。。。まったくついていけません。。。うなづくだけの時間が経過します。。。。。
何か口を挟もうにもどんどん話している人が終わる前に、かぶって意見をぶつけてきて、黙っている人に目もくれません。

そもそも、ネイティブは、留学生が英語を理解できていないとは考えません(アメリカの大学、しかも院なのだから、留学生も全員英語は全て理解できて当たり前と思っている。)。英語が分からないのでなく、理解できないその人の個人の能力がないと判断されることが多いと思います。
そこで事前の対応としては、是非、日本人の国際競争力UPのため、また、私のような惨めな思いをしないよう、米国に来る前に米国ドラマ(とくに難しい話題(裁判や哲学など)を扱うもの)の英語を一定程度理解できるくらいまでに高めることが重要と思います(私はまだ全然ですので、引き続き取り組みます。)。

また、英語の家庭教師を雇い、ニュースなどについて速い英語とともにディスカッションすることをおすすめします(回答する際に考えてからゆっくり話すのではアメリカ人とのディスカッションでは意見を言わせてもらえないことに注意!)。

※英会話学校の個人レッスンは高いのでおすすめしません。ネットの英語の家庭教師サイトからであれば、東京でも1時間2千円や3千円の方が見つかると思います。

特に私は30才過ぎまで日本で育ち、日本の普通の教育を受けてきた者にとって、この「リスニング」は本当に難敵ですので覚悟して来られることをおすすめします!

次回は今年の夏休みの予定(英語力UPの取り組み)についても話したいと思います。

2012年5月9日水曜日

アメリカの醍醐味2(メジャーリーグ観戦)

またまた、野球観戦をしてきました。
今回は、


テキサスレンジャースのダルビッシュ!車で東京-大阪間と同じ距離を片道6時間かけて日帰りで行ってきました。



クリーブランドのインディアンス戦。Progresive Fieldにて観戦。



日曜のお昼にもかかわらず、チケットは現地で購入しました。
開始30分前に着きましたが、当日でも全然チケットは入手可能でした(内野1階席、外野1階席はほぼ満席という感じでしたが、ちょこちょこ空いてました)。
内野席の3塁側(インディアンスのホーム側)ベンチの上、15列目辺りで1席60ドルでした(他のスポーツからすると安い気がします。アメフトやバスケは大学の試合でも正規料金は60〜100ドルくらい。)。



青い空、からっとした天気。ノリのいいお客さん!最高に気持ちのいい球場です。
レフトスタンドには、ホームチームの応援団がいて、攻撃の際は太鼓をドンドンとたたいてました(日本と同じ感じです。ラッパはありませんでしたが。)。

駐車場状況は、周りに駐車場があり、大して時間もかからずに停めることができました。球場の周りを回っていると他の車も駐車場を探していると思いますので、その車の後について行くのがいいと思います(オハイオ州のナンバーの車がベター)。
駐車料金の相場は12ドルから15ドルと思います。

ダルビッシュ自体は良くありませんでしたが、最後になんと、さらに



上原が登場!お得な感じでした。


メジャーのピッチャーはほぼ全員150キロを投げ込み(日本では平均140キロ前半でしょうか。)、バッターも体が大きいため、迫力が違います。また、回りの男性のお客さんもみんな体格はメジャー級で前が見えません。。。。アメリカおそるべしです。

お客さんの歓声もすごく、また、グランドと近く、網もないためいつボールが飛んでくるか分からないので、みんな一球一球しっかりみてました。
球場スタッフがいろんなサービスで盛り上げ、大人たちも子供と一緒に投げ込まれるTシャツをとろうと必死になっているなど、球場の雰囲気全体を楽しめる感じです。

これは、野球場というよりも、遊園地という感覚です。選手はプレーに集中しいいプレーを魅せることだけに全てを注ぎ、球場スタッフがファンを盛り上げるという役割分担が出来ていて感心しきりでした。

野球に限らず日本人が世界で活躍することはその地に住む日本人の住みやすさにつながると思いますので、是非頑張ってもらいたいですし、日本の野球会もWBCで世界一になっているから日本野球は強いんだという錯覚に甘んぜず、メジャーにおいていかれないように改革を進めてほしいものです。

いずれにしてもメジャーの野球は遊園地ですので、誰でも簡単に楽しめます!

2012年4月28日土曜日

アメリカの醍醐味1

アメリカですごい、やったと思うシリーズを始めようかと思います。

まずその一。あんまり大したことないですが、日本で小学校から大学まで野球をしてきた我が身としてはメジャーリーグ体験はしておきたいと思っていた矢先、地元シラキュースでのメジャーリーグ、ワシントンナショナルズの傘下にあるシラキュースシーフの試合になんと、史上最強バッターと呼び声の高い、ハーパー選手を見ることができました。先日見た後なんと、本日メジャーに昇格していきました。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120428-00000211-mlbjp-base


まったくうまいとは思わず、普通の選手でしたが、2010年の17歳でドラフト1位に選ばれた逸材だとか。。。。。

何はともあれ、こうした将来有望な選手を間近でこんな観客のいない試合で見れるなんてラッキーでした。

5月にはレイズとのマイナー契約が噂される松井がシラキュースにやってくるかもしれません。ミーハーな自分としては、早速行かねばなりません。近いうちにヤンキーススタジアムでのヤンキース対レンジャース戦でダルビッシュを見に行きたいと思います。

とりあえず、頑張れハーパー。

2012年4月19日木曜日

外国人支援

今年の冬から、時間のある時に市が運営や補助をしている無料の英語学校に参加してます。以前書いたかどうか覚えてませんが、この学校は通っている大学院とは異なり、本当にいろんなバックグランドを持つ方と交流ができ、とても勉強になります。

大学院では、私学の学費の高い大学のため、米国人にしても海外からの留学生にしても基本的にはある程度同等の環境で育ってきた感じの学生ばかり。

それに比べ、この英語学校は、基本コンセプトがシラキュースで仕事を見つけるために英語を学ぶ人向けであるため、アフリカ大陸、東ヨーロッパ、南米、カリブ、アジアから、米国に仕事を見つけに来ている人、中には亡命して祖国に帰れない人までいてとても刺激的(これまでの自分の視野の狭さを反省せずにいられません。。。)
※この学校は、所有者は民間だが、運営は市が行い、先生も市が税金で雇っている。市内には、こうした学校がいくつかある。(特に難民向けの無料学校が多い。)

この学校に通っていて感じたことは、このシラキュースには、こうした海外からの市民が最終的には仕事を見つけることができるようにこうした無料のサポート(言葉から生活に至るまで)があるということ。

日本の状況を簡単にウエブで調べてみたところ、無料の日本語学校はあったので、日本でもこうした住民サービスはあるようだが、このシラキュースの学校の特徴は、ハローワークのような部署と提携していて、履歴書の書き方から、PCの使い方、仕事への応募の仕方等、就業斡旋も兼ねているこいと。また、所得がなく医療保険がない者へのNY州の福祉サービスの案内や、さらにもっと高等教育機関で勉強したい者への奨学金の案内。地域コミュニティ大学の無料講座の受講など、多種多様なサービスが無料で行われている。

翻って日本はどうだろうか?外国人(特に英語を母国語としない者)へのサービスは行き届いているだろうか??

こうしたシラキュースでの外国人へのサービスを実際に受けてみて、最近思い始めたことは、日本に帰った際には、日本で困難を抱えて暮らす外国人の方々へのサポートをしていきたいと思うようになったこと。また、さらに定年後?には、こうしたシラキュースで経験したサービスを立ち上げることができたらなどと思い始める今日この頃。

30年後の日本は日本人だけのコミュニティでは成り立たないことを懸念しつつ。。。。

2012年4月2日月曜日

NY州の運転免許取得の旅(2)

運転免許の続きです。
先日の筆記試験の通過証明書と受験料の領収書(1枚に両方含まれてます)を持って、民間会社が主催する5時間コースに参加してきました(40ドル)。

次に何をするかの手続きはDMVのHPを見ても、筆記を受けたところでも良く教えてくれなかったため、先に取得した友人に聞いて、5時間講習の会社なども紹介してもらいました(ありがとうございます。)。

ここを受けてきました。
http://www.drivewithbranchs.com/5hour.html

講習の内容は、講義というよりも、問題ペーパーと教本を渡され、5時間の中で、米国らしく、3人一組みのグループとなり、答えを見つけ、みんなの前で発表するというものでした。
その中で交通ルールのビデオや交通事故のひどさを伝えるビデオを見ながら講習は終了しました。
先日は日本語の筆記もあるといいましたが、この講習では英語でグループワークをしたため、この会社の5時間講習は英語はある程度できた方がいいかなという感じです(英語ができなくても5時間ひたすら英語は話せないと言って、他のメンバーに回答を任せるというのもありと思います。)

今後は1週間以内に修了証書が送られてきて、その番号で路上テストの予約をするという手はずです(予約はどんなに早くても2ヶ月待ち!すぐには取れません。。。。)。
NY州の路上テストは、免許保持者の1人の随行と車の持参が必要とのこと。

今日はこんな感じでした。

路上テストはまた報告したいと思います。

2012年3月30日金曜日

NY州の運転免許取得の旅(1)

ここアメリカ、ニューヨーク州シラキュース市に来て、早8ヶ月。ようやく運転免許証の取得に乗り出しました。アメリカではほとんどのお店やレストランで年齢確認があり(バーなどは入口で頑強な人がチェックしてます。)、今までパスポートを持っていってましたが、身分証が欲しいこともあり、動き出しました。そこで手続きをまとめていきたいと思います。

1.私は学生のため、免許証取得に必要なSocial Securityナンバーが取れないことの証明が必要です。そこで、Social Security Office に行き、学生のため、Social Security ナンバーが取れないという証明書を出してもらいました。市内のオフィスで所要1時間くらい(建物に入るのにパスポート、証明書をもらうためにパスポートとI-20が必要です。)
※Social Security ナンバー:米国の社会保障番号。学生はもらえない。働く場合は番号をもらえる。

2.その次に、Department of Motor Vehicles(DMV。日本の陸運局みたいなものでしょうか?)にて諸手続き開始。受付後、身分確認のための6点分の書類を提出(車の購入も6点必要)
・パスポート,visa,I-20(3点)。I-20は過去のI-20(学校を移転する前のすべてのI-20が求められると思われる。)
・米国銀行カード(1点)※日本のクレジットカードは受け付けてもらえず。
・米国医療保険カード(1点)
・公共料金請求書(1点)

※この他、大学からフルタイムstudentであるための証明書(履修証明書のようなもの。大学のサイン入り)が必要な人もいるようです。

を出して、写真を取って、いきなり筆記テスト20問を受け(15点以上で合格。)、この日は終了しました。手続代は、64ドル。この日は比較的順調に進みました。

NY州のDMVの手続や模擬テスト
http://www.dmv.ny.gov/dmanual/default.html

NY州は日本語のテストもありました(担当者曰く、英語以外の方が少し難しくなっているんじゃないかなとのことでした。)!

今後がよくわからないのですが、5時間講習を民間のレッスン場で受けて、路上テストを受けてという流れのようです。追って更新していきたいと思います。



2012年3月27日火曜日

無煙タバコ(噛みタバコ)・・・・

先日、友人の実家(シラキュースよりもさらに田舎の農場)にお邪魔したところ、友人のオヤジさんがふとしたものを勧めてきました。

英語も田舎の方のため、あまりはっきり聞き取れず、とりあえず、勧められたまま口にしたところ、すごい苦味!!なんだこれはと顔を歪めていると、飲み込まず、唾液も出して、口にしたものも決して飲み込まないようにとのこと。。。。

口にしたのは、なんと噛み煙草でした。。。。

日本にいる間もタバコなど吸ったこともなく、そういう類もものには疎いため、噛み煙草なるものが世の中に存在することすら知らず、勧められたとき、肉か何かが乾燥されたものだとうと思っていたところ、実は葉っぱでした。。。。。

しかも悲劇はそこから。。。

余りにも変な味と苦味のため、喉が痛くなり、葉や唾液を出せるだけだし終え、30分くらい経ったころ、頭がフラフラし始め、また気持ち悪くなりました。
後から知ったのですが、ウエブサイトによれば、噛み煙草は普通のタバコの何倍ものニコチンを含んでいるとのことで、ニコチンに全く免疫のない私は、急性ニコチン中毒(こんな病名はないかと思いますが。。。)のような状態になってしまいました。

さらに苦しむこと数時間。症状は改善するどころか悪化の一途を辿り、夕飯も気持ちが悪く食べれず、嘔吐し、夜なかなか寝つくこともできず。気分がよくなったのは次の朝でした。。。。。

まさか噛み煙草を食べさせられるとは夢にも想いませんでしたが、無知とは怖いものだと思い知らされました。みなさんもどうぞ噛み煙草にはお気を付けください。


おやじさんはこんな袋をズボンのポケットからから取り出して口にしていました。。。。。健康に害しかないと思います。。。。思い出したくもありません。

2012年3月19日月曜日

フィラデルフィア旅行

先日、学校が1週間の春休みだったため、フィラデルフィアに旅行してきました。フィラデルフィアは合衆国発祥の地ともいわれ、市の人口150万人(全米5位)、アイビーリーグのペンシルバニア大学などを抱える都会です。

州議事堂での大陸会議や独立宣言(1776年7月4日)が作られるなど米国独立はまさにここから始まった場所。

早速インディペンデンスホールに行き、当時の議事堂の様子を見学。案内人によれば、70%は当時のままとのこと、特に真ん中の椅子は初代大統領ジョージワシントンが使用したものとのこと。感慨深いものです。




また、1700年代から「自由」の象徴であり、1860年代の奴隷開放、婦人参政権獲得、公民権運動にいたるまで各地でもてはやされた「リバティベル」。※本当にこのベルが町にやってくるだけで町中が大騒ぎだったようです。


そして、ロッキーで有名はフィラデルフィア美術館。ゴッホ、ピカソ、モネなど普通にたくさん展示されており、しかもとても大きく、1日では回りきれませんでした。
※アメリカ美術以外に日本美術だけが個別のスペースが用意されていて、茶室もあり日本人として感動でした。

その他、市内から車で2時間ほどのところにアーミッシュ(ドイツからの移民。キリスト教の一派。近代文明を否定し、質素な生活を是とする宗派)の方々が住んでいる場所があり、行ってきました。今では米国内の各地で集落があるそうですが、このフィラデルフィア近辺のこの場所がオリジナルの場所とのことでした。アーミッシュは近代文明を否定し、電気や自動車を使用しない生活を営んでいるとのことでした。



馬車での移動はあちこちで見られ、また畑も馬で耕していました。服装な特徴的で、下校中の子供たちに遭遇し、笑顔を手を降ってくれました。ただ、彼らは彼らのみで村を構えているわけではなく、一般の米国人と一緒に生活しているため、彼らを写真で撮ったりなどは先方に失礼に当たるようです(つい馬車はとってしまいましたが・・・)。ただ、彼らも、お酒、タバコ、ビジネス、そしてガスを使用した冷蔵庫やコンロなどあり、文明と彼らの生活習慣をうまくミックスさせて生きているようでした。

つくづく、アメリカ(日本以外の国)は幅広い文化の融合なのだと感じました。

次にこの旅行の一つ目的でもある食事について(シラキュースでは美味しいモノがなく、またフィラデルフィアはアメリカでも有数の美食地でもあるため。)

・ヤキトリボーイ:NYCの焼き鳥大将などより焼き鳥はおいしかったです。刺身もNYCよりも生臭くなく新鮮さを感じました。
・Melograno(イタリアン) アメリカのパスタはアルデンテという概念も普通なくおいしくないのですが、ここはアルデンテもあり、接客もよく、おいしく、とてもよかったです。他の日本人サイトでも評価は高いようです。お店はお酒販売がないため、お酒を各自で自由に持っていくタイプのお店です(フィラデルフィアのお店はこういうお店が多いので、事前にチェックが必要です。)
Mai Lai Wai(中華):ここもサイト上では人気とのこともあり、北京ダックがおいしかった。店員の若い男性のプリンス君(アジア系)は日本人を好意的に思ってくれているようで、とても良くしてくれました。
・ラーメン青年:フィラデルフィアにはここを含めラーメン屋が2店舗しかないそうです(2012年3月時点。これから5店舗くらいできるらしい)。ですが、ここは日本人のオーナーということでいったのですが、とんこつラーメンとみそラーメンの味は正直。。。。。。ビックリしました。特にみそラーメンはお湯にうすいみその味がする程度でした。お気をつけください。
・フィラデルフィアと言えば、チーズステーキですがどこでも売っていると思います。私達は、有名なジョーなんたらではなく、The Blarney Southに行ってきました。まぁまぁでした。
・その他、Reading Terminal Marketは活気のある市場でとてもおすすめです。

最後に駐車場と治安ですが、旅行中はセンターシティも含めて、結構車で移動しました。路上の駐車上は安いのですが(1時間2ドル)、見つけるのが大変!中華街付近はお昼でも空いてますが、市役所近辺の特に夜、飲み屋がある近辺は何周もしましたが、路上の駐車上は見つかりませんでした。ガレージとかの駐車上は短時間の制度がないようで終日18ドルとか、半日10ドルというシステムでした。こちらなら止めるところはどこでもある感じでした。

治安については、フィラデルフィアは平均1日1件殺人が起きている全米でもワースト5位くらいに入るところと聞いていたため、夜(21時くらいまで)は車での移動にし、21時以降はホテルに戻りました。また歩く場所もvine streetを超えず、センターシティ内にしたため、特に問題なかったです。ですが、ラーメン青年の日本人店員さん(アメリカに10年くらい住んでいる)ですらフィラデルフィアは危ないといってましたので、気を付けるにこしたことはないと思います。宿泊は、市街地を外れたholiday inにしました(メジャーリーグの球場のすぐ脇)が快適で安全でした。

こんなところです。

2012年3月8日木曜日

英語の力(また英語の話。。。。すいません。)

英語は、コミュニケーションのためではなく、一人の人間としての教育のためにも重要だということを書きます。
※ちなみに後日の追記ですが、よくインド人の英語は聞きづらいとか言われますが、同級生のインド人に英語教育について聞いてみたところ、インドの上級階層の人たちはヒンドゥー語、英語、ローカル語の3ヶ国語を操り、概ね5-8歳頃に英語の集中教育を受けているようです。その後、中学校からの授業は英語となるそうで、インド政府内のインド人同士の言葉も英語、資料も英語で書いているそうです。ですので、発音の問題はともかく、上級階層の方々は概ね、英語のネイティブといったところでしょうか。
私の通う大学院の間ではfacebookを活用して、学生間の情報交換が活発に行われている。

飲み会のお知らせという軽いものから、政治経済で自分の気になった情報まで幅広い。そんな中、昨日クラスメイトからあった一つの投稿がこれ。

http://www.youtube.com/watch?v=Y4MnpzG5Sqc
ウガンダの国際政治犯ジョセフ・コニーに関するもの。
彼は、反政府ゲリラのリーダーで、これまでに7万人近い子供を誘拐し、自分の部下にしテロリストに仕立て上げる。

このムービーでは、NPOが積極的にアメリカ国会や著名人に働きかけ、アメリカ政府と社会を動かし、アメリカ軍をウガンダに派遣する結果を得たということのPRビデオ。
※ムービー中、運動は世界中に広がっているといっているのに、日本が出てこないのは悲しい。でもそれが現実。

内容もさることながら、私自身こうした問題をまったく知らなかったということ。

その原因として、
1.英語のこうしたビデオを見れないという問題。
2.これまでの人生でこうした国際問題を真摯に考えて来なかったという問題。

が大きい。

1については、やはり英語力は重要と感じる。世界の情報は英語で駆け巡る。こうしたビデオは日本人の若者への教育として見て欲しいが、どうすれば見せられるのか?学校で流す前に日本語に訳さなければならない。先進国の一員として、こうした世界で起きていることを知るにはあまりにもギャップがある。英語は世界で起きている情報を即座に入手するためには不可欠。

話はそれるが、今別に通っている英語のフリースクール(この制度もまたいい。日本にあるのだろうか。少なくともNY州は教育や文化に関する社会福祉が充実していると感じる。)には、世界の途上国から移民や難民として来た様々な人が学んでいる。その中には、ここ最近の出来事を話す中で、家族が殺されたということを話す者もいて、少しでも世界の現実を感じることができている。

日本では、自殺の問題、ニートの問題などなどたくさんの社会問題があるが、こうした世界で起きているもっと大変なことをダイレクトに学び、知ることができたら、日本人はもっと変われるのではないか(一般的に国内のことしか知らない(国内のことも知らない、総理大臣の名前を知らないとか)、自分のことしか興味のない人たちがあまりにも多いのではないか。)。こうした世界の深刻な問題に触れると、自分も些細なことで悩んでいる自分が情けなくなる。

日本という小さい国の視野を抜け出し、いかに自分たちが恵まれ、世界でもうらやまれる国に生きているかを自覚することは自分たちを客観でき、教育上も優れていると思う。
今やfacebook等のコミュニケーションがエジプトやリビアのように世界の政治経済を動かす時代。日本人も国の世界中の人たちとfacebookやyoutubeでつながり、進歩していかないと。
自分のことしか見ていないのは、日本に限らず、アメリカでもどこでも同じだと思うが、他の国が同じだからといって、日本人が同じでいいわけなく、自分も社会も進歩していかないと。
日本人は日本国内で経済が相対的に回っていて、途上国と比べ、英語の重要性は低いという意見もあるが、果たしてそうだろうか?

人として知らなければならないことは日本語だけでは手に入らない。

2については、1に関連することだが、こうしたムービーを見ると、英語圏のジャーナリズムの力、社会運動の力を感じる。本当に伝えたいこと、伝えるべきことの質が圧倒的に高い(もちろん、質の低いものもあるが。)。

もちろん日本のマスメディアにも娯楽は当然あるべきだが、国際社会の一員としての自覚や教育を施すために、単なる報道ではなく、本物のジャーナリズムが必要だと思う。でもこれはマスメディアの責任だけではなく、政治に共通することだが、自分を含めた国民一人一人の質の問題が重要(いつの時代、場所でもそうだが、大衆迎合的な政治や報道に右往左往しない質の国民性を作り上げることが重要。)
※こないだ地元の空港で40歳くらいの普通のおばさまが、近くに来た軍人さん(軍服を着ていた)に、オバマ政権の中東政策についてどう考えるかという質問をしていた。。。。
英語はコミュニケーションだけではなく、国民の教育の観点からも非常に重要。英語は日本国内だけの生活をする人にとっても、ひとりの人間として生きる上で必要な道具だと思う。

http://www.ted.com/
米国学生間で人気の情報教育サイトです。友人の米国人は、高校の時からみんな見ていると言ってました。日本にもあると思うが、こうした番組が若い世代でポピュラーになっていくように、そしてこうした番組が売れるような社会になって欲しいと思う。

日本にこうした人気のHPありましたっけ?

今日は自分自身こうしたコニー事件を知らなかったことを恥じるとともに、一社会人としての質を向上できるように今日も過ごしていかなければ。

支離滅裂ですいません。。。。


カード詐欺(カード社会アメリカ。。。)


先日、まったく記憶のないカードの請求が来ました。。。。。


調査を依頼すると、フロリダで100ドル使用したというの回答(そのときはフロリダなどにはいません!!)。

しかも、レシートには誰だか分からないサインがしてありました(こ、こ、こわい)。。。。。。


去年も銀行口座から勝手に誰かに引き落とされ、銀行からの連絡により発覚し、取り戻せましたが、ちょくちょく、銀行から、取引について確認の電話があり、記憶のないものもあります。。。


日本では幸運なことに一度も被害など会いませんでしたが、カード社会アメリカの功罪でしょうか?すでに数回体験してしまいました。

口座も頻繁に確認する癖がつき、良いことではありますが、被害に会うと気持ちのいいものではありません。
私の回りの友人も何人かは被害に遭ってますので、是非是非、アメリカでは口座やカードの利用状況の管理に気を付けてみてください。

2012年3月7日水曜日

そりゃ落ち込みます(よね。)。

大学院が始まってから、早3ヶ月目。

それでもまだまだ、言葉の壁は当然ながら乗り越えられません。。。。。

何とかこの状況を打破するべく、各種イベントに参加するも、最初は笑顔で接してくれる同級生達も私の英語がカタコトだということがわかると、顔を向けてもくれなくなります(多分向こうは無意識の行動なのでしょうが。)。

このシラキュース大学の大学院生はとても大人で人種に関係なく、お互いいい感じで接しているのは感じるのですが、如何せん言葉ができない人には優しさは感じない気がします(被害妄想と思いますが。。。)。

特に私を始め、日本人大学院生(会社などからの派遣組)は他の国の留学生と比較して、英語のレベルが低く(勝手に一緒にしてすいませんが。)、学問というよりも半分以上は英語の勉強のためとなっている感じは否ません。
他の国からの留学生は本当に英語がペラペラです。。。なぜ。。。。。

授業のディスカッションも話したいのになかなか言葉がでてきません。
グループワークをしていても、私がいてもいなくても同じかのように進んでいき、イベントも話についていけず、しょうもない質問しかできない私。。。。
こちらから何か話題をふっても、若干怪訝な顔で一言返され、その後の話は続かない。。。。

でも、同じ日本人の友人と話していると、その友人は“この留学中は「恥」を思う存分かいてやろうと。「恥は進んでかけ」と。”

そのとおり!恥も気にせず、失敗も何でもしてやります。そりゃしょうもない質問もしてやります。何も発言しない不思議な極東の外国人になってやります。

と開き直りを言い聞かせますが、やっぱり、みんなと対等に話したい。。。。
どう頑張ればいいものか。

毎日、毎日がく、く、くやしい。くそー。ただの言葉なのに。。。。頑張るしかないのですが、


とたまにはぐちってみます。

そりゃ落ち込みますよね???

2012年3月3日土曜日

前回の続き。。。。(英語の公用化と日本人の進化)

前回の、日本人と他の国の国民性の違いの続き。

今回の内容は、日本では英語を公用化し、日本人と日本文化を発展させ、国際競争で勝ち抜いていかないとというもの。

先日、半導体大手のエルピーダが破産。こうした日本のテクノロジーを持つ会社ですら、韓国のサムスンなどの海外企業との競争に勝てなくなった。
http://www.yomiuri.co.jp/editorial/news/20120229-OYT1T00043.htm

こうしたことが自動車市場でも数年内に起こるのではないか。
定性的ではあるが、現在の北米では日本車は優勢を保ちつつあるが、
日本国内以上に韓国車(HYUNDAI、KIA)が目立つ(ぱっとした割合では、日本車5割、韓国車2割、米国車3割といったところか。)。

数十年米国に住む知人の方によれば、韓国車のここ数年の台頭は目指しいとの目覚しいとのこと。あるニュースによれば、KIAやHYUNDAIは徹底して(ハイクラス購入の)顧客ニーズをつかむことに専念しており、急激に販売台数を増やしているとのこと。これはまさしく、アップル社の経営に沿っているもののような気がする。
http://business.nikkeibp.co.jp/article/interview/20120228/229259/?P=2

日本の海外でのお家芸である自動車ですら数年内に変動が起こりうる。

こうした変動を可能にするのが、やはり人材ではないだろうか。

中国・韓国の若者の海外嗜好は日本人のはるかに上を行っていると思う。

米国の大学は潜在的に需要の高い中国にターゲットを絞って、マーケットを拡大しようとしている。
http://www.recordchina.co.jp/group.php?groupid=59216&type=40

これに対し、日本国内はどうだろうか。
http://www.toyokeizai.net/business/management_business/detail/AC/982429fb948bbed1b8190fd3849ffcba
一部の意見では高い水準を保っているとあるが、2004年以降、留学生数は減少しており、中国・韓国の増加から比較すると大きな違いがある。

何を言いたいかというと、韓国車メーカーやアップルのように海外市場で顧客のニーズを的確に把握し、経営に反映させるためには、国際的な視点を持つ経営陣・社員が不可欠であり、この点において日本企業は圧倒的に他国企業と比較し不利ということ。

こうならないためにも、日本文化や日本語に固執せずにもっと志向をオープンにしていかなければならない。

楽天の社内英語公用化
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120303-00000017-mai-bus_all

国内だけで、日本が生きて行ける時代はとっくに終わっているのだから、日本も英語と日本語を公用語にして、ブリティシュスクールやアメリカンスクールを財政面から支援し、都会でも田舎でも誰もが手の届くものにする必要がある。
そしてTVのニュースも半分は英語にする。大学入試も国語以外は英語で問題を出す(英語を試験と捉えている時点で英語力は伸びない。英語を使って何かのアウトプットを出させた方が絶対伸びる。)。

よく、言語のの習得にあたっては、国語(日本語)が不可欠、という意見を聞くが、英語を同時に習得すると国語がおろそかになるという意見があるが、本当だろうか。

また、日本文化がないがしろになるというのは本当だろうか。そもそも現時点の文化は本当に日本古来のものなのか。

経済的に優位を保っていた20年前までならまだしも、中国、韓国が成長し、東南アジアの民主化が進み、経済発展が見込まれるこの状況で内向き志向はいけない。

日本人はいかに「他国が日本を気にしていないかを客観的に認識」し、危機感を持たなければ数年後に国内企業が破綻し、雇用情勢が悪化し、これまでのほほんとした暮らしが継続できないことを認識した方がいいと思う。

文化や日本語を大事にする考え方も分かるが、昔のものを守ること以上に新しい日本人、日本文化を作り上げていくことの方がもっと大事。

これまでは東アジアは日本だけだったから、日本は営業しなくても海外から見てもらえたため、受身でよかったが、もうこれからは普通の会社が行う営業のように日本も攻めていかないと失うものしかない。

ヨーロッパ人は知識階級は数ヶ国語話すのは当たり前(同級生のヨーロッパ人も母国語、英語、スペイン語がペラペラ。。。。)と言われるが、それは言語体系が違うという言い訳ですますことはできない。

こうした人たちと競争をする時代なのだから。米国議会の公聴会で企業トップが英語で議論できるようにしていかないとグローバル企業としての存在できず、グローバル企業が成長する土台を日本にしっかり作らないと将来はない。

もう我が村、日本国内だけを見る国民性や技術だけあれば市場を席巻できる時代は終わっている。

日本人の勤勉性、協調性という世界に誇るべき特性をさらに進化させるために、まずは英語を公用化するところから始め、積極的に挑戦するべきだ。
私自身、日本の閉鎖的な視野を乗り越える人材になるべく、また一人でも多くの日本人をそのようにするために些細なことから日々邁進・貢献していく必要がある。

2012年2月29日水曜日

自分(日本(人))の立ち位置

自分はどのポジションにいるべきだろう?

ここ最近、これからの日本はどうあるべき(日本の国際的な立ち位置)について良く考える。

外交の専門ではないため、細かい点は良く分からないが、多国籍の学生の中に身を置くと、改めて、日本(人)の国民性が身にしみて感じ、日本が目指すべき方向性に疑問を抱く。

典型的だったのが、今日のフットサルの試合。チームは同じ院生から構成され、試合と言っても大学内のリーグ戦で素人が多く混じっている。チームの国籍は、アメリカ、ヨーロッパ、中東、南米、日本人と様々。

私から見れば気分転換のためのゲーム。だが、他のメンバーは違った。日本人との違いで特徴的なのは、

1.皆、スタメンで出たがる。
2.交代しようとしない。キーパーをしようと名乗り出るものはいない。
3.全員が楽しめるように配慮はしない(キャップテンですら。)
4.自分が点を決めることにこだわる。
5.日頃冷静でクレバーなメンバーもとても熱くなる。
6.つまり、自分のことしか気にしない(回りを気にせずに行動ができる。うらやましい。。。。)
誰かがサブになる、キーパーになると言わないとゲームが開始されないので、日本人(特に私。。。。)はサブに回る。

こうしたところから見えてくる点は、まず交代するにせよ、強く主張しなければ出番も回ってこない。誰も全体を見渡していると(勝手に)思っている日本人(日本)に配慮する者はいない。誰も感謝はしない。やはり、自分からの仕掛けが必要(自分からいかなければ、せっかく行ってもただ座っているだけ。)
※これは東アジアでも日本だけの特徴ではないか。今日のフットサルの対戦相手は韓国人の若手チームだった。彼らは血気盛んで我がチームとのプレイ中の接触であわや乱闘を起こしかねないくらい積極的だった(ただ、同じ大学院の大人の韓国人は彼らと異なりとてもおだやか(国にはいろんな人がいるのは当然で、固定観念を持って接してはいけないと感じる。)。

大学院の授業のディスカッションでも、グループワークでも同様の状況がよく起こる。

今日感じたことは、これは大学に限らず、外交の場でも同じではないか。アメリカに来る前に参加していた国際会議などでも、客観的にみれば(他国が考えることは)、日本は座っているだけ(というか視野に入っていない。)、EUや米国などの主張する案にどうするかと受身なことが多かったではないか。

日本はよく、世界平和のために国益よりも世界益というが、このような考えをもつのは先進国を含めても日本だけではないか。この考えは他国から感謝、理解されているのだろうか?日本の世界益の前に、EU、米国と同様にがつがつ国益を追いかける必要があるのではないか?積極的に「仕掛け」ていくべきではないか?控え目さ、つましさ、日本の文化は尊重されるべきであるが、国際的に通用するべき国民性を身につけることも同様に尊重されるべきではないか(日本は日本語と英語を公用語としてもいいのでは。)

この話を日本人の友人にしたところ、国際援助の分野では日本の控え目な態度が特にアフリカで好意的だという。日本のこうした独自のスタンスが世界の中では必要だとの話だった。

確かに、である。なんでもかんでもどの分野でも「ガツガツ」行く、または控え目に行くではなく、どの分野で攻め、どの分野で日本の独自のスタンスを貫くのかをうまく使い分けていく方がいいと感じた。こうした状況に応じた振る舞いができる先進的な文化を持つ国になれるようにならなければ、20年後の日本の衰退は止まらないのではないか。
とても具体性はなく抽象的な話であるが、今後もさらに自分の考えを踏まえ、帰国後の業務に活かしたい。

いずれにしても、国際社会(まだ、大学での経験しかないが。。。。)は、フットサルや授業ですら個々人のスキルや能力がないものには本当に容赦なく相手にされない(日本的な穏やかで場を乱さないということはまったくの評価外。強引でもゴールに向かって、相手の意見を押しのけても積極的な貢献することが評価されうる。)。
日本のプレゼンス以前に、自分のプレゼンスも上げていかなければと思うこの頃(しかし、なかなか、英語の壁、アメリカ人の壁は高い。。。。)。

2012年2月12日日曜日

自分は何人(なにじん)???

自分は何人だろうかと考え直すエピソードがあった。

もちろん、自分の両親は日本人、生まれも育ちも日本で普通に考えれば日本人である。

だけれども、アメリカや他の国に住んでいる人から客観的に見られた場合、何人なのだろうか。

今日、バスを待っている時の話。

そのバス停は、アパートの入口の目の前にあるため、私は アパートの中でバスを待っていた(外は寒いため。)。他にも数人、私と同じようにアパートの中でバスを待っていた。

数分後、一人の20代前半の女性(日本人ではなく東アジアの人)が荷物を抱えてドアを開けて入ろうとしてきたところ、私と同じようにバスを待っていた若い黒人男性が彼女のためにドアを開けた。そうしたところ、その女性は何事もなかったようにさっと中に入ってスタスタと歩き去ってしまった。その黒人男性がその女性の背中越しに「you are welcome」というとその女性は振り向きはしたもののそのまま去ってしまった。

1分後、また別の20代前半の女性(先程の女性と同じ国の女性と思われた)がベビーカーを押して、アパートから出ようとしたため、私と一緒に待っていた友人がドアを開けたところ、その女性もまた、何事もなかったかのようにさっと外へスタスタと歩き去っていった。

それを見ていた先程の黒人男性が強い口調で私たちに話かけた。
「なぜ彼女らは他人がドアを開けたことに対して何も反応がないのか。小さい子供ですらありがとうということができる。なぜ他人に感謝の表現をしないのか。」

彼の言うことはまさに正しい。

彼は私たちをどのように見ていたのだろうか。
最初、私は彼女たちとは国も文化も違うのだから仕方ないという感覚を持った。そして、彼女たちとは国も文化も同じように見られたくないとも。。。。。

しかし、黒人男性は先程の女性達と私を同じ国の同郷と見ていたのではないだろうか。
中国、韓国、日本など、外から見れば違いなどさっぱりわからない、同じ東アジアの人間と見られるのが普通ではないだろうか。

こちらに来て、たくさんの素晴らしい東アジアの人たちと出会った。国々の間に難しい問題があるのは仕方ないことだが、「批判」「いがみ合い」からは何も生み出されない。

今日の出来事を踏まえ、私自身、横たわる問題を語ること時と、世界の中での語る時とをしっかり分けて(主観と客観を隔てて)考える必要があると感じた。中国、韓国、日本、世界の中では、一つになっていくべきというか、世界からは一体のものと見られうるものだという認識をもっと持っていく必要があると感じた。

アジアの中では日本人ではあるけれど、世界の中では東アジア人なのだと。
日本に戻った際には、東アジアの文化的発展の前進のため、少しでも貢献していきたい。

2012年2月9日木曜日

車(またまたのトラブル)

またまた、トラブルのお話。少し長いですが、

1.アメリカでは交渉が重要
2.サービス業の性質が日本と違う(お客様は神様ではなく、あくまで対等)

という教訓を学びました。
※どなたか、米国民事法に詳しい方がおられたら、このような場合どうすべきであったかアドバイスいただけるとうれしいです。

さて、事件は2ヶ月程前、車のタイヤ関することです。

運転中、ふとスピード表示の脇に赤いランプがついているではありませんか。
トラブル発生かと焦り始め、いろいろと調べてみたところ、タイヤの空気圧がなくなっているというサイン。

これなら、ガソリンスタンドで直せると胸をなでおろしました。

そこでスタンドに行き、空気圧を入れる器具を手に取り、タイヤに差し込もうとした矢先、、、、
なんと空気圧を入れるタイヤのピンの先についているフタがどうあがいてもとれない!!

なぜ!?

仕方なく、車を購入したディーラーに直行(我が家の車はマツダ(!)のディラーで購入した中古の韓国車(!)KIA)。2008年製、総マイル数25000マイル。

ディーラーで車を売ってくれた担当者がいつものごとく陽気な感じですぐに付属の修理場でフタを外すよ、ノープロブレムだから、車を修理場に入れろと言うことでしばし待つことに。

数分後、硬い表情で担当者は現れ、「マツダ」の工場では外せない、近くのKIAの工場(まったく別の会社)なら工具があるのではないかとのこと。。。。

「オイっ!それはないだろ。。。」とツッコミたくなるところを必死にこらえ、そこから10分のKIA工場に向かう。

KIAにて担当者に話し、待つこと2時間、ようやく確認結果が言い渡されました。
「フタは硬くしまっていてとれない。ピンごといったん壊して再度ピンを付け直すしかない。値段はタイヤ一つにつき、300ドル程度。」
※実際フタが外せないのは、2つだけでした。

なにーーーー!!

いくらなんでもそれはないだろと憤慨し、再度マツダに戻り、KIAでの状況をマツダの担当者に伝えたところ、今度ばかりは陽気な仕草は影を潜め、「これ以上、何ができるんだ、やれることはやった」と投げやりモードに突入。

こちらからは、「タイヤの空気圧のフタがとれない車を売るディーラーがいるのか!この車は空気圧をどう調節すればいいんだ。」と米国民法に瑕疵担保責任があるのか知りませんが、こんなんでお金は払うのはおかしい、負けてたまるかと思い、しつこく担当者に直訴。そうしたところ、担当者が上司に掛け合い、所長室?のようなところでその上司との折衝が開始されました。

以下主なやりとり。
上司「タイヤは保証対象外(本体だけが保証の適用)。購入時にサインしただろう。」
私「たしかにサインしたが、タイヤのピンのフタが外せないことは異常なことで、契約事項外と考える。どのような購入者であれ、こうした自体を予想して購入する者はいない。空気庄の調整ができる車であると予想して購入するのが通常。予想外だから、そっちで修理費用は出してほしい。」
上司「そのとおり、予想外。あなたが購入する前に、一体誰がタイヤのピンがとれないことを予想できただろう。私たちにも予想はできなかった。だから我々に責任はない。」
私「売主の責任を果たせ。」
上司「それは無理だ。これは誰にも予想できなかった。道を歩いている人が突然心臓発作で倒れたり、雷で打たれたり誰が予想できるだろうか。これは仕方ないのだ。」
私「何かしら保証すべき」
上司「20ドル出そう。」
私「。。。。(20ドルで一体何ができる!?)お互いに予想できなかったのであるから、互いに負担は公平であるべき。こうした不測の事態でちゃんと対応してもらえるようにわざわざディーラーで買っているんだ(その辺りの道端の車ショップで買っているのではない。)。」
上司「我々はとてもいい案を示しているではないか。本来なら保証が効かないからこちらは一円も出す必要はないのに、20ドルも出すと言っている。We want to be nice! それに、販売前に自社で行なった点検では空気庄に異常なかった旨の結果が出ている(証明書を見せる。)。」
私「販売前の点検はどのようにタイヤのピンのフタをとったのか。」
上司「それは知らないが結果自体問題ないとなっているのだから、これはフタはとれたという証明だ。フタがきつくなりとれなくなったのは、あなたが購入後、ダートとかの上を走り、フタがきつくなったのではないか。フタがきつくなった理由など誰にもわからないが、購入後の何らかの原因によるものだろう。20ドル払うんだからそれで手を引くべき。中古車はどんな車にでも何かしらの欠陥があるもの。仕方がないだろ。」

このやりとりが1時間半どうどうめぐりし、一向に相手もひかず、どうしたものかと思っていたところ、先方がどうしてほしいんだと諦めモードで聞いてきたため、私から「半額ずつの負担にすべき」と言ったところ、「それでいこう」と最後はすんなり合意しました。

修理は1週間後で、私はこの上司の顔を見たくなかったのですが、1週間後マツダに行くと、この上司が笑顔で手を振ってきました。

マツダの上司と担当者の主張にはほとほと呆れてしまいました。みなさま、中古車購入や大きい買い物の際はどうぞお気を付けください。

本当にアメリカ社会は不思議です。

2012年1月23日月曜日

アメリカとカナダの国境にて

昨年の11月頃、NY州のシラキュースからカナダのトロントへ陸路(マイカー)にて妻と旅行を敢行してみたところ、思わぬハプニングが。。。。。

行き(アメリカからカナダ)行きの入国審査は、いたって普通で順調に終わりました(陸路にて入国審査を通過する場合日本の高速道路の料金所のようなところを通りました。)。

※入国の時に必要となる書類はパスポートとI‐20(学生の場合。)。注意点は、帰りに米国に再入国する場合は、あらかじめI‐20にI-20の発行者から引き続き勉強を継続する者であることを証明するサインをもらっておく必要があるということ。一旦出国するときは、事前に大学や学校に話しておく必要があります。


問題は帰りでした。。。。。

カナダからアメリカへの再入国の際、例のごとく、高速の料金所のようなところに車1台が審査を受けていたので、この後ろにつけたところ、入国審査官がこちらを指差し、何かを叫んでいる。。。。。

事情が全く分からず、前の車が終了したので、前に進んでみると、入国審査官が「なぜお前は停止線を超えてきたんだ!お前は何をやっているんだ!」ということでした。。。。
なんと私は日本の高速の料金所のように前の車に接近して待機していたのですが、停止線は前の車と5mほど離れた場所にありました。

とりあえずすごい剣幕で怒っていたのでとりあえず謝ってパスポートなど出したのですが、受け取ってもらえず、1分間程度仁王立ちして睨まれ続けました。。。。。

ようやく書類は受け取ってもらえたものの、私が学生であることが判明するや、英語で勉強しているのに、なぜ標識が読めないのかとさらに詰められる始末。。。。

しかもなにやら5分くらいずっと書類(パスポート等)をチェックしていて、しまいにはどこかに電話をかけ始める。停止線を超えたことがそんなにまずかったのか!? 内心とても焦りました。。。。。

そして、パスポートを返してもらえずに、ここから100Mほど離れたオフィスに行くように指示がありました。
内容は示されず、ただ単に行け!というものでした。

しかもオフィス前の駐車場に止めると別の男が来て、何しに来た!とどなりちらす始末。。。

指示のなすがまま、オフィスに入ること1時間待たされ、その間にたくさんの非米国人と思われる人たちが個別に審査を受けていきます。再入国できないのではないかとの焦りが胸をよぎりました。

ようやく私たちの番が来たところ、審査官があくびまじりに、「(妻の)I-94に不備があったため、申請料金6$払ってくれ」というものでした。。。。。

たしかに私の停止線を超えたことは良くなかったと思いますが、米国の入国審査官の脅かしつけるような態度にはびっくりしました(テロ犯の入国の未然防止の重要性は十分理解できますが。。。)。

こういうこともあるのだと実感した日でした。

2012年1月8日日曜日

授業2

引き続きpublic administration and lawの話。

先日は、米国での公民権法制定の授業。講義中でもどんどん学生が発言してディスカッションに発展していく中、米国人といっても様々な人種から構成されるため、人権の話題は日本とは比較にならないくらい、奥深く、真実味のある議論ができているように思える。特にAfrican American の人たちは日々どのような意識で生活をしているのかをもっと深く知りたいと思う。この時代においても、十代男性のAfrican American の失業率が46%、成人男性においてもwhite 7%、African American 18%という差が存在している米国社会の真実は何なのだろうか。

また、授業の関係でもう一つ。グループワークになるとさらに付いていけなくなる。何人もが一斉に話し始め、話が終わらないうちにまた誰かが話し始める。こうした状況になかなか付いていけず、日々孤独感や疎外感を感じる毎日。日本にいれば体験できないようなこうした貴重な経験を糧に日々成長していきたいと思う。毎日が新しいことの連続であり、日々悔しい思いをし、目標を持てる毎日に感謝したい。

2012年1月4日水曜日

2012年初授業!

1月3日、早速大学院の授業が始まりました。内容は、public administration and law。4時間半の授業で、主に、米国憲法と基本的人権が抵触する事例を教授が説明し、その後、実例を元に学生が議論行うというもの。今日は、A州でアルバイト勤務の女学生B(同性愛者)が卒業前にA州から卒業後も引き続きをA州にてフルタイムで勤務するとする内定を得ていたが、卒業前にBはパートナーCと結婚式(Bの信仰する宗教に基づく式)を上げたためにA州から内定取消を受けたもの(A州では結婚は異性間でしか認められていない。BはA州では自らの結婚は認められないことを知りつつ、儀礼として式を行なったもの。)。

講義自体も米国憲法との関係に触れつつ、私には理解は困難だった上に、議論(最終的には判事、原告、被告に別れロールプレイ。)では、90%近くがネイティブスピーカーと思われる中で、議論の速さについていけず、ただただ聞き流すことしかできない自分のふがいなさを改めて実感。

日本人が国際社会をリードするには相当の語学力が必要であることを痛感。このハンデをどう埋めることができるのかを考えなければならない。この悔しさを実行に変えなければ。多くの日本人留学生が直面するであろう課題を改めて体験した一日。いずれにしても日本でのTOEFLの勉強だけでは実践に全く歯が立ちませんでした。

本当に、一日20分聞き流すだけで英語が理解できるのであればどんなに楽なことかと考えた一日でした。