これまでアメリカの良い点ばかりでしたが、もちろん良い点があれば悪い点があるわけで、今回は違う角度から(悪い点というわけではないのですが)を。
アメリカといえば、人種のルツボですが、そこには、光と影が指している気がします。
ここシラキュースの人口比は白人80%黒人15%スパニッシュ4%それ以外のアジア系というのが私の感覚ですが、
移民を多く受け入れているため、人種感の隔たりについては、制度上はなくなってきてはいるものの心の隔たりは大きいように思います。
3月のIrish祭りの様子。このほか、ポーランド祭りなどなど。
6月のアフリカンアメリカン(黒人)祭り
※奴隷制度廃止を祝いもの。
など、人種ごとのアイデンティティーを確かめるべく、各催しが行われています。
また、彼らは皆英語のネイティブスピーカーであり、お互いが同じ言語で会話できるはずにもかかわらず、互いに精神面では、交わらないようにしているように感じます。
人種も違い、英語もネイティブでないアジア人には壁はさらに高くなっているのではないでしょうか。
社会が様々な人種から構成され、NY州の黒人若年層の失業率が50%程度を超えている(以前紹介したバスターミナルなどは朝の通勤時間にもかかわらず、Yシャツを来てバスを待っているのは、100人中私1人くらいです。)など、依然として人種間の差がある米国の生活を経験し、いかに日本が単一種族から主として構成され、多くの日本人がこうした米国のみならず、世界が抱える問題を何も考えずに日々過ごしてしまっていることを実感します。
日本の将来は、超少子高齢化社会の世界の最先端を走り、2050年後には、労働力が低下に伴う、経済力の衰退により先進国からはじき出されるという推計も出ている中で、今後の日本の移民政策の舵をどうきるべきなのか?
アメリカ生活では、娯楽もさることながら、人間社会が直面する現実の課題とどう向き合うのかを実感させられます。
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