2012年10月20日土曜日

シラキュース大学マックスウェル公共政策大学院の続き2

そういえばですが、少し前に環境と紛争の交渉マネジメントの授業が終わりました。
毎週金曜の夜から土日も行う集中講座でしたが、ようやく土日が少しは休める状況になりました。

念のため、正式な授業名は、
Environmental conflict resolution and collaboration
Pro:Rosemary O'Leary

です。

授業は、環境紛争(水質汚染の環境汚染等)についてのロールプレイイングです。
10人一つのグループで10人がそれぞれ、政府やNGOや会社等それぞれ役割を与えられて、どうやったら全員が納得の行く結論を出せるのかのシュミレーションを行うものです。
土日は朝から晩まで交渉でした。

この授業からの感想ですが、

〇米国人でも与えられた課題をしっかり読み、自分の発言メモをびっしりまとめていること。
〇こうした中で議論をリードしていくには相当の実力がなければと痛感したこと。
  →これは英語力の問題のみならず、ガンガン発言してなんぼという国民性の違いも大きい。
〇この交渉能力の差が国際社会や国際交渉での日本の立ち位置と相似していること(低いということ)。
〇アメリカ人を初め、相手がちゃんと聞いてくれるかどうかについては英語力ではなく、伝えたい熱意と自信であること。下手な英語でもしっかり自信を持って伝えるとしっかり相手も聞き、受け止めること。
  →発言しない人にはまったく無関心だが、発言した人、内容にはとても敬意を払う。つまり行動した人がどんどん取り上げられるというアメリカ社会の仕組みそのもの。

こんな感想です。引き続き日々邁進していきたいと思います。

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