2012年11月20日火曜日

マックスウェル大学院・ハーバードケネディスクールとの違い

よくアメリカの大学院ランキングを見ますと、なぜマックウエルが?と思う方が多いと思います。

http://grad-schools.usnews.rankingsandreviews.com/best-graduate-schools/top-public-affairs-schools

そもそもこのランキングの作り方はわかりませんが、回りの人から聞いたり、このマックスウエルで感じたことを総合すると、ハーバードケネディスクールとは比べる意味がないと思います。

―マックスウエルは、行政分野の実務家養成学校
―ハーバードケネディスクールはリーダー養成学校(こちらは私は通っていないので、伝聞やイメージ)

マックスウエルでは、国際機関の職員、州政府の公務員、NGO等の管理者、公共分野のコンサルタントの育成が主眼に置かれており、授業も、経済、統計、公共部門マネジメントスキル、プロジェクト評価手法、公共部門のリサーチ・分析・文書作成実務等を習得・訓練する学校と思います。そのため、授業は10人から20人くらいです。

翻ってハーバードケネディスクールは伝聞等を勘案すれば、理念や将来ビジョンの体現化等に比重が置かれている気がします。※これは私のまったくの推測ですが、、、、

ですので、この両者を比べてランキングにすること自体ナンセンスな気がします。※ハーバードケネディスクールだけ特殊で他の公共政策スクールはきっと実務家養成なんだと思いますので、ハーバードケネディスクールをこの分野のランキングに入れるのが的外れといった感じでしょうか。

以前に書いた気もしますが、マックスウエルの卒業生から連邦政府への就職は少ないと思います。州政府、国際機関、NGO、民間のリサーチコンサルタント会社等が主にマックスウエル・アメリカ人卒業生の就職口と思います。留学生は様々ですが、自国に戻って、政府関係の仕事や国際機関等が多いのかなという感じです。


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