2012年4月19日木曜日

外国人支援

今年の冬から、時間のある時に市が運営や補助をしている無料の英語学校に参加してます。以前書いたかどうか覚えてませんが、この学校は通っている大学院とは異なり、本当にいろんなバックグランドを持つ方と交流ができ、とても勉強になります。

大学院では、私学の学費の高い大学のため、米国人にしても海外からの留学生にしても基本的にはある程度同等の環境で育ってきた感じの学生ばかり。

それに比べ、この英語学校は、基本コンセプトがシラキュースで仕事を見つけるために英語を学ぶ人向けであるため、アフリカ大陸、東ヨーロッパ、南米、カリブ、アジアから、米国に仕事を見つけに来ている人、中には亡命して祖国に帰れない人までいてとても刺激的(これまでの自分の視野の狭さを反省せずにいられません。。。)
※この学校は、所有者は民間だが、運営は市が行い、先生も市が税金で雇っている。市内には、こうした学校がいくつかある。(特に難民向けの無料学校が多い。)

この学校に通っていて感じたことは、このシラキュースには、こうした海外からの市民が最終的には仕事を見つけることができるようにこうした無料のサポート(言葉から生活に至るまで)があるということ。

日本の状況を簡単にウエブで調べてみたところ、無料の日本語学校はあったので、日本でもこうした住民サービスはあるようだが、このシラキュースの学校の特徴は、ハローワークのような部署と提携していて、履歴書の書き方から、PCの使い方、仕事への応募の仕方等、就業斡旋も兼ねているこいと。また、所得がなく医療保険がない者へのNY州の福祉サービスの案内や、さらにもっと高等教育機関で勉強したい者への奨学金の案内。地域コミュニティ大学の無料講座の受講など、多種多様なサービスが無料で行われている。

翻って日本はどうだろうか?外国人(特に英語を母国語としない者)へのサービスは行き届いているだろうか??

こうしたシラキュースでの外国人へのサービスを実際に受けてみて、最近思い始めたことは、日本に帰った際には、日本で困難を抱えて暮らす外国人の方々へのサポートをしていきたいと思うようになったこと。また、さらに定年後?には、こうしたシラキュースで経験したサービスを立ち上げることができたらなどと思い始める今日この頃。

30年後の日本は日本人だけのコミュニティでは成り立たないことを懸念しつつ。。。。

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