2012年3月30日金曜日

NY州の運転免許取得の旅(1)

ここアメリカ、ニューヨーク州シラキュース市に来て、早8ヶ月。ようやく運転免許証の取得に乗り出しました。アメリカではほとんどのお店やレストランで年齢確認があり(バーなどは入口で頑強な人がチェックしてます。)、今までパスポートを持っていってましたが、身分証が欲しいこともあり、動き出しました。そこで手続きをまとめていきたいと思います。

1.私は学生のため、免許証取得に必要なSocial Securityナンバーが取れないことの証明が必要です。そこで、Social Security Office に行き、学生のため、Social Security ナンバーが取れないという証明書を出してもらいました。市内のオフィスで所要1時間くらい(建物に入るのにパスポート、証明書をもらうためにパスポートとI-20が必要です。)
※Social Security ナンバー:米国の社会保障番号。学生はもらえない。働く場合は番号をもらえる。

2.その次に、Department of Motor Vehicles(DMV。日本の陸運局みたいなものでしょうか?)にて諸手続き開始。受付後、身分確認のための6点分の書類を提出(車の購入も6点必要)
・パスポート,visa,I-20(3点)。I-20は過去のI-20(学校を移転する前のすべてのI-20が求められると思われる。)
・米国銀行カード(1点)※日本のクレジットカードは受け付けてもらえず。
・米国医療保険カード(1点)
・公共料金請求書(1点)

※この他、大学からフルタイムstudentであるための証明書(履修証明書のようなもの。大学のサイン入り)が必要な人もいるようです。

を出して、写真を取って、いきなり筆記テスト20問を受け(15点以上で合格。)、この日は終了しました。手続代は、64ドル。この日は比較的順調に進みました。

NY州のDMVの手続や模擬テスト
http://www.dmv.ny.gov/dmanual/default.html

NY州は日本語のテストもありました(担当者曰く、英語以外の方が少し難しくなっているんじゃないかなとのことでした。)!

今後がよくわからないのですが、5時間講習を民間のレッスン場で受けて、路上テストを受けてという流れのようです。追って更新していきたいと思います。



2012年3月27日火曜日

無煙タバコ(噛みタバコ)・・・・

先日、友人の実家(シラキュースよりもさらに田舎の農場)にお邪魔したところ、友人のオヤジさんがふとしたものを勧めてきました。

英語も田舎の方のため、あまりはっきり聞き取れず、とりあえず、勧められたまま口にしたところ、すごい苦味!!なんだこれはと顔を歪めていると、飲み込まず、唾液も出して、口にしたものも決して飲み込まないようにとのこと。。。。

口にしたのは、なんと噛み煙草でした。。。。

日本にいる間もタバコなど吸ったこともなく、そういう類もものには疎いため、噛み煙草なるものが世の中に存在することすら知らず、勧められたとき、肉か何かが乾燥されたものだとうと思っていたところ、実は葉っぱでした。。。。。

しかも悲劇はそこから。。。

余りにも変な味と苦味のため、喉が痛くなり、葉や唾液を出せるだけだし終え、30分くらい経ったころ、頭がフラフラし始め、また気持ち悪くなりました。
後から知ったのですが、ウエブサイトによれば、噛み煙草は普通のタバコの何倍ものニコチンを含んでいるとのことで、ニコチンに全く免疫のない私は、急性ニコチン中毒(こんな病名はないかと思いますが。。。)のような状態になってしまいました。

さらに苦しむこと数時間。症状は改善するどころか悪化の一途を辿り、夕飯も気持ちが悪く食べれず、嘔吐し、夜なかなか寝つくこともできず。気分がよくなったのは次の朝でした。。。。。

まさか噛み煙草を食べさせられるとは夢にも想いませんでしたが、無知とは怖いものだと思い知らされました。みなさんもどうぞ噛み煙草にはお気を付けください。


おやじさんはこんな袋をズボンのポケットからから取り出して口にしていました。。。。。健康に害しかないと思います。。。。思い出したくもありません。

2012年3月19日月曜日

フィラデルフィア旅行

先日、学校が1週間の春休みだったため、フィラデルフィアに旅行してきました。フィラデルフィアは合衆国発祥の地ともいわれ、市の人口150万人(全米5位)、アイビーリーグのペンシルバニア大学などを抱える都会です。

州議事堂での大陸会議や独立宣言(1776年7月4日)が作られるなど米国独立はまさにここから始まった場所。

早速インディペンデンスホールに行き、当時の議事堂の様子を見学。案内人によれば、70%は当時のままとのこと、特に真ん中の椅子は初代大統領ジョージワシントンが使用したものとのこと。感慨深いものです。




また、1700年代から「自由」の象徴であり、1860年代の奴隷開放、婦人参政権獲得、公民権運動にいたるまで各地でもてはやされた「リバティベル」。※本当にこのベルが町にやってくるだけで町中が大騒ぎだったようです。


そして、ロッキーで有名はフィラデルフィア美術館。ゴッホ、ピカソ、モネなど普通にたくさん展示されており、しかもとても大きく、1日では回りきれませんでした。
※アメリカ美術以外に日本美術だけが個別のスペースが用意されていて、茶室もあり日本人として感動でした。

その他、市内から車で2時間ほどのところにアーミッシュ(ドイツからの移民。キリスト教の一派。近代文明を否定し、質素な生活を是とする宗派)の方々が住んでいる場所があり、行ってきました。今では米国内の各地で集落があるそうですが、このフィラデルフィア近辺のこの場所がオリジナルの場所とのことでした。アーミッシュは近代文明を否定し、電気や自動車を使用しない生活を営んでいるとのことでした。



馬車での移動はあちこちで見られ、また畑も馬で耕していました。服装な特徴的で、下校中の子供たちに遭遇し、笑顔を手を降ってくれました。ただ、彼らは彼らのみで村を構えているわけではなく、一般の米国人と一緒に生活しているため、彼らを写真で撮ったりなどは先方に失礼に当たるようです(つい馬車はとってしまいましたが・・・)。ただ、彼らも、お酒、タバコ、ビジネス、そしてガスを使用した冷蔵庫やコンロなどあり、文明と彼らの生活習慣をうまくミックスさせて生きているようでした。

つくづく、アメリカ(日本以外の国)は幅広い文化の融合なのだと感じました。

次にこの旅行の一つ目的でもある食事について(シラキュースでは美味しいモノがなく、またフィラデルフィアはアメリカでも有数の美食地でもあるため。)

・ヤキトリボーイ:NYCの焼き鳥大将などより焼き鳥はおいしかったです。刺身もNYCよりも生臭くなく新鮮さを感じました。
・Melograno(イタリアン) アメリカのパスタはアルデンテという概念も普通なくおいしくないのですが、ここはアルデンテもあり、接客もよく、おいしく、とてもよかったです。他の日本人サイトでも評価は高いようです。お店はお酒販売がないため、お酒を各自で自由に持っていくタイプのお店です(フィラデルフィアのお店はこういうお店が多いので、事前にチェックが必要です。)
Mai Lai Wai(中華):ここもサイト上では人気とのこともあり、北京ダックがおいしかった。店員の若い男性のプリンス君(アジア系)は日本人を好意的に思ってくれているようで、とても良くしてくれました。
・ラーメン青年:フィラデルフィアにはここを含めラーメン屋が2店舗しかないそうです(2012年3月時点。これから5店舗くらいできるらしい)。ですが、ここは日本人のオーナーということでいったのですが、とんこつラーメンとみそラーメンの味は正直。。。。。。ビックリしました。特にみそラーメンはお湯にうすいみその味がする程度でした。お気をつけください。
・フィラデルフィアと言えば、チーズステーキですがどこでも売っていると思います。私達は、有名なジョーなんたらではなく、The Blarney Southに行ってきました。まぁまぁでした。
・その他、Reading Terminal Marketは活気のある市場でとてもおすすめです。

最後に駐車場と治安ですが、旅行中はセンターシティも含めて、結構車で移動しました。路上の駐車上は安いのですが(1時間2ドル)、見つけるのが大変!中華街付近はお昼でも空いてますが、市役所近辺の特に夜、飲み屋がある近辺は何周もしましたが、路上の駐車上は見つかりませんでした。ガレージとかの駐車上は短時間の制度がないようで終日18ドルとか、半日10ドルというシステムでした。こちらなら止めるところはどこでもある感じでした。

治安については、フィラデルフィアは平均1日1件殺人が起きている全米でもワースト5位くらいに入るところと聞いていたため、夜(21時くらいまで)は車での移動にし、21時以降はホテルに戻りました。また歩く場所もvine streetを超えず、センターシティ内にしたため、特に問題なかったです。ですが、ラーメン青年の日本人店員さん(アメリカに10年くらい住んでいる)ですらフィラデルフィアは危ないといってましたので、気を付けるにこしたことはないと思います。宿泊は、市街地を外れたholiday inにしました(メジャーリーグの球場のすぐ脇)が快適で安全でした。

こんなところです。

2012年3月8日木曜日

英語の力(また英語の話。。。。すいません。)

英語は、コミュニケーションのためではなく、一人の人間としての教育のためにも重要だということを書きます。
※ちなみに後日の追記ですが、よくインド人の英語は聞きづらいとか言われますが、同級生のインド人に英語教育について聞いてみたところ、インドの上級階層の人たちはヒンドゥー語、英語、ローカル語の3ヶ国語を操り、概ね5-8歳頃に英語の集中教育を受けているようです。その後、中学校からの授業は英語となるそうで、インド政府内のインド人同士の言葉も英語、資料も英語で書いているそうです。ですので、発音の問題はともかく、上級階層の方々は概ね、英語のネイティブといったところでしょうか。
私の通う大学院の間ではfacebookを活用して、学生間の情報交換が活発に行われている。

飲み会のお知らせという軽いものから、政治経済で自分の気になった情報まで幅広い。そんな中、昨日クラスメイトからあった一つの投稿がこれ。

http://www.youtube.com/watch?v=Y4MnpzG5Sqc
ウガンダの国際政治犯ジョセフ・コニーに関するもの。
彼は、反政府ゲリラのリーダーで、これまでに7万人近い子供を誘拐し、自分の部下にしテロリストに仕立て上げる。

このムービーでは、NPOが積極的にアメリカ国会や著名人に働きかけ、アメリカ政府と社会を動かし、アメリカ軍をウガンダに派遣する結果を得たということのPRビデオ。
※ムービー中、運動は世界中に広がっているといっているのに、日本が出てこないのは悲しい。でもそれが現実。

内容もさることながら、私自身こうした問題をまったく知らなかったということ。

その原因として、
1.英語のこうしたビデオを見れないという問題。
2.これまでの人生でこうした国際問題を真摯に考えて来なかったという問題。

が大きい。

1については、やはり英語力は重要と感じる。世界の情報は英語で駆け巡る。こうしたビデオは日本人の若者への教育として見て欲しいが、どうすれば見せられるのか?学校で流す前に日本語に訳さなければならない。先進国の一員として、こうした世界で起きていることを知るにはあまりにもギャップがある。英語は世界で起きている情報を即座に入手するためには不可欠。

話はそれるが、今別に通っている英語のフリースクール(この制度もまたいい。日本にあるのだろうか。少なくともNY州は教育や文化に関する社会福祉が充実していると感じる。)には、世界の途上国から移民や難民として来た様々な人が学んでいる。その中には、ここ最近の出来事を話す中で、家族が殺されたということを話す者もいて、少しでも世界の現実を感じることができている。

日本では、自殺の問題、ニートの問題などなどたくさんの社会問題があるが、こうした世界で起きているもっと大変なことをダイレクトに学び、知ることができたら、日本人はもっと変われるのではないか(一般的に国内のことしか知らない(国内のことも知らない、総理大臣の名前を知らないとか)、自分のことしか興味のない人たちがあまりにも多いのではないか。)。こうした世界の深刻な問題に触れると、自分も些細なことで悩んでいる自分が情けなくなる。

日本という小さい国の視野を抜け出し、いかに自分たちが恵まれ、世界でもうらやまれる国に生きているかを自覚することは自分たちを客観でき、教育上も優れていると思う。
今やfacebook等のコミュニケーションがエジプトやリビアのように世界の政治経済を動かす時代。日本人も国の世界中の人たちとfacebookやyoutubeでつながり、進歩していかないと。
自分のことしか見ていないのは、日本に限らず、アメリカでもどこでも同じだと思うが、他の国が同じだからといって、日本人が同じでいいわけなく、自分も社会も進歩していかないと。
日本人は日本国内で経済が相対的に回っていて、途上国と比べ、英語の重要性は低いという意見もあるが、果たしてそうだろうか?

人として知らなければならないことは日本語だけでは手に入らない。

2については、1に関連することだが、こうしたムービーを見ると、英語圏のジャーナリズムの力、社会運動の力を感じる。本当に伝えたいこと、伝えるべきことの質が圧倒的に高い(もちろん、質の低いものもあるが。)。

もちろん日本のマスメディアにも娯楽は当然あるべきだが、国際社会の一員としての自覚や教育を施すために、単なる報道ではなく、本物のジャーナリズムが必要だと思う。でもこれはマスメディアの責任だけではなく、政治に共通することだが、自分を含めた国民一人一人の質の問題が重要(いつの時代、場所でもそうだが、大衆迎合的な政治や報道に右往左往しない質の国民性を作り上げることが重要。)
※こないだ地元の空港で40歳くらいの普通のおばさまが、近くに来た軍人さん(軍服を着ていた)に、オバマ政権の中東政策についてどう考えるかという質問をしていた。。。。
英語はコミュニケーションだけではなく、国民の教育の観点からも非常に重要。英語は日本国内だけの生活をする人にとっても、ひとりの人間として生きる上で必要な道具だと思う。

http://www.ted.com/
米国学生間で人気の情報教育サイトです。友人の米国人は、高校の時からみんな見ていると言ってました。日本にもあると思うが、こうした番組が若い世代でポピュラーになっていくように、そしてこうした番組が売れるような社会になって欲しいと思う。

日本にこうした人気のHPありましたっけ?

今日は自分自身こうしたコニー事件を知らなかったことを恥じるとともに、一社会人としての質を向上できるように今日も過ごしていかなければ。

支離滅裂ですいません。。。。


カード詐欺(カード社会アメリカ。。。)


先日、まったく記憶のないカードの請求が来ました。。。。。


調査を依頼すると、フロリダで100ドル使用したというの回答(そのときはフロリダなどにはいません!!)。

しかも、レシートには誰だか分からないサインがしてありました(こ、こ、こわい)。。。。。。


去年も銀行口座から勝手に誰かに引き落とされ、銀行からの連絡により発覚し、取り戻せましたが、ちょくちょく、銀行から、取引について確認の電話があり、記憶のないものもあります。。。


日本では幸運なことに一度も被害など会いませんでしたが、カード社会アメリカの功罪でしょうか?すでに数回体験してしまいました。

口座も頻繁に確認する癖がつき、良いことではありますが、被害に会うと気持ちのいいものではありません。
私の回りの友人も何人かは被害に遭ってますので、是非是非、アメリカでは口座やカードの利用状況の管理に気を付けてみてください。

2012年3月7日水曜日

そりゃ落ち込みます(よね。)。

大学院が始まってから、早3ヶ月目。

それでもまだまだ、言葉の壁は当然ながら乗り越えられません。。。。。

何とかこの状況を打破するべく、各種イベントに参加するも、最初は笑顔で接してくれる同級生達も私の英語がカタコトだということがわかると、顔を向けてもくれなくなります(多分向こうは無意識の行動なのでしょうが。)。

このシラキュース大学の大学院生はとても大人で人種に関係なく、お互いいい感じで接しているのは感じるのですが、如何せん言葉ができない人には優しさは感じない気がします(被害妄想と思いますが。。。)。

特に私を始め、日本人大学院生(会社などからの派遣組)は他の国の留学生と比較して、英語のレベルが低く(勝手に一緒にしてすいませんが。)、学問というよりも半分以上は英語の勉強のためとなっている感じは否ません。
他の国からの留学生は本当に英語がペラペラです。。。なぜ。。。。。

授業のディスカッションも話したいのになかなか言葉がでてきません。
グループワークをしていても、私がいてもいなくても同じかのように進んでいき、イベントも話についていけず、しょうもない質問しかできない私。。。。
こちらから何か話題をふっても、若干怪訝な顔で一言返され、その後の話は続かない。。。。

でも、同じ日本人の友人と話していると、その友人は“この留学中は「恥」を思う存分かいてやろうと。「恥は進んでかけ」と。”

そのとおり!恥も気にせず、失敗も何でもしてやります。そりゃしょうもない質問もしてやります。何も発言しない不思議な極東の外国人になってやります。

と開き直りを言い聞かせますが、やっぱり、みんなと対等に話したい。。。。
どう頑張ればいいものか。

毎日、毎日がく、く、くやしい。くそー。ただの言葉なのに。。。。頑張るしかないのですが、


とたまにはぐちってみます。

そりゃ落ち込みますよね???

2012年3月3日土曜日

前回の続き。。。。(英語の公用化と日本人の進化)

前回の、日本人と他の国の国民性の違いの続き。

今回の内容は、日本では英語を公用化し、日本人と日本文化を発展させ、国際競争で勝ち抜いていかないとというもの。

先日、半導体大手のエルピーダが破産。こうした日本のテクノロジーを持つ会社ですら、韓国のサムスンなどの海外企業との競争に勝てなくなった。
http://www.yomiuri.co.jp/editorial/news/20120229-OYT1T00043.htm

こうしたことが自動車市場でも数年内に起こるのではないか。
定性的ではあるが、現在の北米では日本車は優勢を保ちつつあるが、
日本国内以上に韓国車(HYUNDAI、KIA)が目立つ(ぱっとした割合では、日本車5割、韓国車2割、米国車3割といったところか。)。

数十年米国に住む知人の方によれば、韓国車のここ数年の台頭は目指しいとの目覚しいとのこと。あるニュースによれば、KIAやHYUNDAIは徹底して(ハイクラス購入の)顧客ニーズをつかむことに専念しており、急激に販売台数を増やしているとのこと。これはまさしく、アップル社の経営に沿っているもののような気がする。
http://business.nikkeibp.co.jp/article/interview/20120228/229259/?P=2

日本の海外でのお家芸である自動車ですら数年内に変動が起こりうる。

こうした変動を可能にするのが、やはり人材ではないだろうか。

中国・韓国の若者の海外嗜好は日本人のはるかに上を行っていると思う。

米国の大学は潜在的に需要の高い中国にターゲットを絞って、マーケットを拡大しようとしている。
http://www.recordchina.co.jp/group.php?groupid=59216&type=40

これに対し、日本国内はどうだろうか。
http://www.toyokeizai.net/business/management_business/detail/AC/982429fb948bbed1b8190fd3849ffcba
一部の意見では高い水準を保っているとあるが、2004年以降、留学生数は減少しており、中国・韓国の増加から比較すると大きな違いがある。

何を言いたいかというと、韓国車メーカーやアップルのように海外市場で顧客のニーズを的確に把握し、経営に反映させるためには、国際的な視点を持つ経営陣・社員が不可欠であり、この点において日本企業は圧倒的に他国企業と比較し不利ということ。

こうならないためにも、日本文化や日本語に固執せずにもっと志向をオープンにしていかなければならない。

楽天の社内英語公用化
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120303-00000017-mai-bus_all

国内だけで、日本が生きて行ける時代はとっくに終わっているのだから、日本も英語と日本語を公用語にして、ブリティシュスクールやアメリカンスクールを財政面から支援し、都会でも田舎でも誰もが手の届くものにする必要がある。
そしてTVのニュースも半分は英語にする。大学入試も国語以外は英語で問題を出す(英語を試験と捉えている時点で英語力は伸びない。英語を使って何かのアウトプットを出させた方が絶対伸びる。)。

よく、言語のの習得にあたっては、国語(日本語)が不可欠、という意見を聞くが、英語を同時に習得すると国語がおろそかになるという意見があるが、本当だろうか。

また、日本文化がないがしろになるというのは本当だろうか。そもそも現時点の文化は本当に日本古来のものなのか。

経済的に優位を保っていた20年前までならまだしも、中国、韓国が成長し、東南アジアの民主化が進み、経済発展が見込まれるこの状況で内向き志向はいけない。

日本人はいかに「他国が日本を気にしていないかを客観的に認識」し、危機感を持たなければ数年後に国内企業が破綻し、雇用情勢が悪化し、これまでのほほんとした暮らしが継続できないことを認識した方がいいと思う。

文化や日本語を大事にする考え方も分かるが、昔のものを守ること以上に新しい日本人、日本文化を作り上げていくことの方がもっと大事。

これまでは東アジアは日本だけだったから、日本は営業しなくても海外から見てもらえたため、受身でよかったが、もうこれからは普通の会社が行う営業のように日本も攻めていかないと失うものしかない。

ヨーロッパ人は知識階級は数ヶ国語話すのは当たり前(同級生のヨーロッパ人も母国語、英語、スペイン語がペラペラ。。。。)と言われるが、それは言語体系が違うという言い訳ですますことはできない。

こうした人たちと競争をする時代なのだから。米国議会の公聴会で企業トップが英語で議論できるようにしていかないとグローバル企業としての存在できず、グローバル企業が成長する土台を日本にしっかり作らないと将来はない。

もう我が村、日本国内だけを見る国民性や技術だけあれば市場を席巻できる時代は終わっている。

日本人の勤勉性、協調性という世界に誇るべき特性をさらに進化させるために、まずは英語を公用化するところから始め、積極的に挑戦するべきだ。
私自身、日本の閉鎖的な視野を乗り越える人材になるべく、また一人でも多くの日本人をそのようにするために些細なことから日々邁進・貢献していく必要がある。