2013年1月18日金曜日

マックスウエルの授業風景

今日は、今学期の授業風景をお伝えします。

今学期は私の最後の学期です。何とか、しっかり英語で専門的なことを議論できる能力を身につけていきたいと思っています。

今学期は合計4つの授業です。

1.Comparative politics and party, Prof: Seth Jolly
若手の教授で、専門はEU政治。政治になぜ政党が必要で、政党の役割は何かということを各国の政治体型を比較しながら学んでいくもの。
授業はなんと、学生4人(PhDの学生含む。)。今までで一番学生が少ないです。留学生は私一人。毎週200ページ程度の課題のリーディングをし、それについて授業で議論し、理解を深めるもの。授業は学生同士のディスカッションで進められる。講義はなし。

2.International Political Economy, Prof: Daniel MacDowell
こちらも若手教授(いきおいがすごいです。)。国際経済政策(WTO)等に国内政治がどのように影響を及ぼすのかを扱う。こちらは学生7人(PhD含む。留学生2人)。こちらも毎週200ページ前後の課題リーディングを元にディスカッション。。。。。

3.Culture in World Affair, Prof:Rebecca Peters
若手教授。文化や社会性の違いがどう、国際問題・国内問題の解決に影響を及ぼすかを学ぶもの。学生15人(留学生5人(うち1人は日本人))。こちらも課題リーディングにディスカッション。。。

4.Social Policy(聴講) Prof:Jonh Palmer
こちらは、マックスウエルの元学長Palmerの名物授業。Palmer教授は確か今、連邦政府の年金の審議員か何かという感じです。教育問題、年金、医療といった社会政策をなぜ国は行う必要があるのかという問いかけから始まり、個人の自由と政府の干渉について、一つのテーマを選びどういう政府の関与のあり方が最適なのかを突き詰めていくもの。こちらは、18人のコースでありがたいことに、留学生が16人(ネイティブは2人)。半分は、EMPAというコースの方々です(EMPAとは、職業経験10年以上の人たちのためのマスターコース。大半は、東欧やインドの政府関係者、南米の非政府組織からの方々という感じでしょうか。EMPAの英語のレベルは一般的な日本人でもついていけるレベルと思います。)。

ということで、1-3のクラスはとても少人数で議論中心で自分の能力を上げるのには最適というところですが、ネイティブたちの付いていけるかが心配です。ただ乗り越えなければ行けない壁ですので、何とか、議論についていき、積極的に発言し、議論をリードできるようにならなければと思っております。

今回は、国際ものが多いと今更ながらに気づきました。私の関心はどちらかというと、純粋な公共政策(公的部門のマネジメント系)ですが、所属がInternational Relationということで、昨年まで、米国の財政問題、政治リーダーシップ、行政課題におけるネゴシエーションスキルという授業ばかりとっていたので、ちゃんと国際系を勉強するようにというしわ寄せがきたのかなという感じです。

ちなみに同級生たちは授業以外の活動にもとても熱心です(NGO系、環境系、女性の権利系、マックスウエル学生団体の運営等等)。私は情けないことに授業でいっぱい、英語力不足のため(予習で精一杯で)、参加してないのですが。。。。

それでは

※補足、その後、Comparative politics and partyのクラスは、さらに人数が減り、昨日は、学生2人、先生1の合計3人で3時間みっちり、政治における政党の役割について議論してきました。授業の内容も面白いですが、自分の意見を議論の流れに応じて発言する必要があるため、みっちり鍛えられている感があります。予習も人数が少ないため、ただ資料を読むだけではなく、自分の意見と学者の意見を融合できるようにするため、大変ですが、授業が終わる5月にはどれくらいまで自分が成長しているか楽しみです。マックスウエルでは、このように何個か規模の小さい授業もあり、日本での大人数の学部での教育と異なり、大学院での勉強冥利につきる感を存分に味わってます。

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