2011年12月24日土曜日

アメリカ(シラキュース)での日本人

ここシラキュース大学にはほとんど日本人がいません。。。。

同じ大学院に10人くらい(家族を合わせると20人くらい)、学部に20人くらい、そして、語学学校とかに10人くらい。学生は総勢50人くらいなのではないでしょうか。

友達の韓国人に聞いたところ、韓国人は600人くらい来ているとのこと。中国人は数えようがないくらいとてつもなく多いです。

これが今の国際情勢の縮図なのかと思うところがあり、こうしたアジアの学生が社会の一線に立つ20年後を考えると日本の人的な国力が不安になります。私にできることは微力ですが、日本の若い学生に海外へ挑戦することの重要性を一人一人些細ながら訴えていきたいと思いましす。

そんな中、アメリカ(シラキュース)に来て以来、日本人であることを誇りに思うことがしばしば(どころかしょっちゅう?)あります。
今日も、試験後でだれもいないキャンパスを歩いていたところ、20代の女性が私たち夫婦に突然、「すいません、日本の方ですよね、シラキュースには日本人が少なくて、日本語が話したいのに話せる環境ではなくて」ととても流暢な日本語で話しかけられました。

その後もカフェに行った際、レジで、70歳くらいのおじいちゃんが、どこから来たのと(英語で)話しかけてくれて、日本と答えたところ、自分は昔東京に行ったことがあって、人がとても良かったと言ってくれました。
数え上げれば切りがないのですが、英語学校の韓国人や中国人は私に日本語で挨拶をしてくれたり、日本語の響きがとてもキレイだと言ってくれたり、私で全然知らない日本ドラマや映画の話をしてきてくれたり、はたまた、英語学校の先生は、他の国の生徒がたくさんいるクラスの中で、だるまお越しを紹介したり、折り紙は芸術だとするビデオを流したり、原発で苦しむ福島産の食物を購入する活動に感動しただとか、友達のアメリカ人が日本に移住したいと言っているがその理由はなんなのかを私に聞いてきたり。。。。。

日本の素晴らしさや他国から視点を直に感じることで多く、日本を誇らしく思うことが多々あります。もちろんこうした見方は一部ですし、アメリカに来ているアジア人はオープンなため、本当のアジア人の視点ではないかもしれませんが、やはり、こういう思いを伝えてもらうとすごく嬉しいです。

もっともっと、日本が日本人としてのソフトパワーで世界で貢献していける余地がまだまだあると実感しています。日本人はもっと外に出ていくべきと感じます。

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