2012年10月24日水曜日

シラキュース大学マックスウェル公共政策大学院の続き3

今回は授業以外のご紹介。私の通うマックスウエルはアメリカの政治経済を扱う公共政策大学院というだけあって、授業以外にもアメリカの政治に直接触れることができます。

以前もお伝えしたかもですが、
今年の4月にはヒラリークリントンの講演(マックスウエル学部長の前職が日本でいう外務省事務次官のため、ヒラリーと深い付き合いがある。)、5月から8月の休み明けのこの10月にはダライラマの講演、そしてハーバード大学JFKスクールの「正義の話をしよう」で有名なマイケルサンデル教授のレクチャーと毎月のようにアメリカ政治や世界政治に触れる機会を与えてくれます。

ちなみにこれを書いている現在、当大学院学部長スタインバーグはアーミーテージとともに日本と中国の尖閣問題について野田総理に提言をし日本に向かっています。
学部長はきさくな方でよく学生とランチミーティングをしますので、次回、日本と中国の関係について話をしてみたいと思います。

ちなみにですが、大学敷地内にある4万人程度を収容するドームにはNBAのプレシーズンマッチやシンディローパーのコンサートなどエンターティントもたくさんあります。
※ただ、当大学はアメリカでもベスト20に入るパーティー(主に学部生の飲み会)が良く行われる大学のようです。。。。。。


スタインバーグについて
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B8%E3%82%A7%E3%82%A4%E3%83%A0%E3%82%BA%E3%83%BB%E3%82%B9%E3%82%BF%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%83%90%E3%83%BC%E3%82%B0

日本訪問記事(NYtimes)
http://www.nytimes.com/2012/10/20/world/asia/group-to-try-talks-on-islands-in-japan-china-trip.html?smid=fb-share

2012年10月20日土曜日

シラキュース大学マックスウェル公共政策大学院の続き2

そういえばですが、少し前に環境と紛争の交渉マネジメントの授業が終わりました。
毎週金曜の夜から土日も行う集中講座でしたが、ようやく土日が少しは休める状況になりました。

念のため、正式な授業名は、
Environmental conflict resolution and collaboration
Pro:Rosemary O'Leary

です。

授業は、環境紛争(水質汚染の環境汚染等)についてのロールプレイイングです。
10人一つのグループで10人がそれぞれ、政府やNGOや会社等それぞれ役割を与えられて、どうやったら全員が納得の行く結論を出せるのかのシュミレーションを行うものです。
土日は朝から晩まで交渉でした。

この授業からの感想ですが、

〇米国人でも与えられた課題をしっかり読み、自分の発言メモをびっしりまとめていること。
〇こうした中で議論をリードしていくには相当の実力がなければと痛感したこと。
  →これは英語力の問題のみならず、ガンガン発言してなんぼという国民性の違いも大きい。
〇この交渉能力の差が国際社会や国際交渉での日本の立ち位置と相似していること(低いということ)。
〇アメリカ人を初め、相手がちゃんと聞いてくれるかどうかについては英語力ではなく、伝えたい熱意と自信であること。下手な英語でもしっかり自信を持って伝えるとしっかり相手も聞き、受け止めること。
  →発言しない人にはまったく無関心だが、発言した人、内容にはとても敬意を払う。つまり行動した人がどんどん取り上げられるというアメリカ社会の仕組みそのもの。

こんな感想です。引き続き日々邁進していきたいと思います。

普段の会話で本当に必要な英語の聞き取り

引き続き英語ネタ。留学を目指す方等の参考になれば。

同じ大学の日本人から共有された以下のリンク。

http://www.mogomogobuster.com/

この教材の宣伝をするわけではないですが、留学生活早1年半を過ぎて、このリンク内にある内容は本当にその通りと思いました。

ネイティブはこれまで日本人が習った英語の通りには話してくれず、聞き取れないことがしょっちゅうです。しかもそれが何なのかも分からないのでそのままわからないままという感じになってしまうのが一般的と思います。

ニュースを聞くのも重要ですが、そうしたニュースや大学講義英語と日常会話の英語は違うものと思って、日常会話の方も事前に映画等で訓練していけば良かったと思いました。

普段の日常生活でこのネイティブの音が聞き取れるようにはならないと思います。
特別な何かの訓練が必要かと思います。

ご参考までに。

2012年10月7日日曜日

英語の発音

いまさらですが、留学を備える方に向けて、英語の発音のことです。

rとl, bとv, sh, thのサウンドは事前にネイティブと良く練習してきた方がいいと思います。

例えば日本人からしてみれば、rightとlightは同じ発音に聞こえますが、アメリカ人に限らず、他のたくさんの海外の人たちもこの音の違いは大きなもののようです。

その他の例として、jargon.
日本人が英語っぽく話すとjergonに聞こえてしまうようで、「じゃぁまたね」の時の「じゃ」くらいの軽い発音が「ja」のようです。

彼らはこうした音にとても敏感で、音が違うと異なる単語を話しているように受け止めるようです。

※もちろん日本語にも日本人にしか聞き取れないサウンドがあるとは思います。

私もいまさらながら、この音を練習しています。日本にいるときにやればと良かったと。

<補足>
日本人の場合、発音の前に声が小さくて相手に聞こえていないという話をよく聞きます(実際今日私も自信がない部分が弱くなり何ども聞き返されてしまいました。自信がなくともはっきり大きい声で話すことでだいぶ通じるかと思います。海外の方々は相手が間違ったこととかとんちんかんなことを言っても、全然気にしないので、その点楽です!)。