2012年7月24日火曜日

NY州の運転免許取得の旅(5) -ラスト-

先日、ロードテストに合格したとお伝えしましたが、試験官は3週間経ったら家に郵送されるよと言われ3週間待っていたものの、いつまで経っても来ない。。。。。

おかしいと思い、DMV(運転免許センター)にインターン前の朝一で車で30分かけて行ってきました。
※DMV平日の朝8時から4時までしかやっていない。。。。。

朝一の行列に紛れ、自分の番を待ち、ようやく受付に到着。
「免許が来ないのですが」と尋ねると、

「君はsocial security番号がないinternational student だから、連邦政府のsocial security officeに言って、social securityがないことの証明書を持ってこないと免許は受け取れない」と言われました。。。。。。
※social security番号:個人一人一人の番号。働く人はもらえるが、留学生には付与されない。

そんなの初めて聞いたし、試験官と行っていることが違う!!
※私の仮免許証にはsocial security 番号がない旨書いてあり、試験官も私が留学生と認識できていたはず。しかも、友人は普通に家に郵送されてきたという人もいる!
しかも他の友人は、仮免許が受かった後、本物の免許証が郵送されてきて、ロードテストを受けずに済んだ人もいる!さすがアメリカ。。。

しぶしぶ、その日は諦め、また後日の早朝に、ダウンタウンにあるsocial security officeにいき、証明書をもらいました。
※証明書をもらうには、passport とI-20(F-1ビザの場合。Jビザの場合は違う書類)が必要。入口で、飛行機に乗るような手荷物検査をされ、携帯は入口であずけなければならない。

そして、また後日また朝一でDMVへ。
この時もsocial security officeの書類とpassport とI-20と仮免許証を持っていきました。
※I-20は入国時のものから学校をtransferしている場合は全部。
今度はようやく、手続きも無事終了し、後日家に郵送されるとのことでした。

ちなみに私の妻は英語での免許試験を避けるため、国際免許証の更新を考えています(通常の国際免許証の有効期限は1年。特別な事情がある場合は、パスポートのすべてのページの写し、日本の免許証、国際免許証、委任状等があれば更新できるとのこと。詳しくは日本の警察署に確認してください。)。

というわけで、NY州免許はとりあえず、以上です!



アメリカ北東の田舎でのお寿司

NY州の北にあるシラキュース市には何軒か日本食屋さんがあります。
海から遠いため(車で海まで6時間以上でしょうか?)、そんなにお寿司も美味しいというわけではありませんが、最近気がついたのは、Wegmanというsupermarketのお寿司が一番美味しいということです。

シラキュースの有名な日本食と言えば、Ichiban, Koto, Tokyo soulなどですが、こうしたお店の20ドル以上もするお寿司よりもWegmanのネタとシャリの方がよっぽど日本に近く美味しいです。

是非Wegmanのお寿司を試してみてください。
※Wegmanはたくさんありますが、このWegmanです。
6789 East Genesee St Fayetteville, NY 13066

ちなみにNY州の田舎で日本食と言えば、寿司(raw fishではなく、raw fishを用いないアボガドとかのrollが米国人には人気です。)と鉄板焼きです。
またその他の日本食はレストランではほとんど食べられません(ラーメン、焼き魚、とんかつ等)。

それでは。

タイヤのパンク。。。。。

今日はタイヤのパンク修理のお話です。

2日前、車のタイヤの空気圧の異常を知らせるランプが付いていました。
まぁそのうち、車屋さんにでも行くかなと思っていたところ、今朝、とても空気が抜けていることに(妻が)気がつきました。。。。。。
Flat tireでした。。。。



そのうちになんて思っていた自分に反省(気がついた妻に感謝)です。
よくよく見ると釘(screw)が刺さっているではありませんか。

ここから、タイヤ屋さんまで10km近く。

うーん。

まずは、家から100Mのgas stationにて、空気を入れてからタイヤ屋さんに向かうことにしました(gas station の air pressureを使用するにはquarter coin が4枚必要です。)。
自分で入れ始めるとみるみるうちにタイヤが膨らんでいきます。

その後、6ヶ月前にall season用のタイヤに交換したEast SyracuseのDunn Tireに行きました。住所は5830 BRIDGE STREET, EAST SYRACUSE, NY 13057
※半年前タイヤ4本交換で550ドルでした。

前回の時はJason(Mr.)さんが担当でしたが、この人の感じがとても良い。陽気で気さく。私のしどろもどろの英語もしっかり聞いてくれました。

今日の担当も運良くJasonさん、値段を聞くと、タイヤの修理(screwを抜いて穴を埋める)のはタダ。そして前回から5000Kmくらい走っているのでタイヤのローテーションも必要と言われ、それもタダ。

そこで日本だと、Flat tireの簡単な修理も2000円くらいかかるのがタダと言われたので、5000km走ったことだし、oil changeをしようということで35ドルでoil changeをしました(oil change は日本の2000円程度と比較して少し高いですね。)。

また最初1時間半で終わると言われ、時間通りに修理も終わり、いいサービスだったと思います(月曜の午前に行きました。)。

ということで今回は、Flat Tireの修理の状況とDunn Tireはそこそこのサービスを受けたというお話でした。

2012年7月14日土曜日

シラキュース(アメリカ)の移民政策と日本

私の住むシラキュース市は世界各地からの難民が最初に到着(?)する全米約60の自治体の中の一つだそうです。難民保護事務所でボランティアをする友人によれば、連邦政府からの援助を受けながら、シラキュースは都市部の人口減を補うべく難民(そして移民)を受け入れているとのことで、今日では、特に中心部においては、多種多様な人種が居住しているように思います。

今回のポイントはシラキュースの難民(移民)を受け入れが、人口減少社会、過疎社会に突入し、社会全体として成熟期を迎えている日本社会の模範例となりうるかというものです(特に研究しているわけではないのであくまで直感的に書いていますのでご了承のほどを)。

シラキュースの人口構成比(人種)では白人6.5割、黒人2割、スパニッシュ0.5割、その他(アジア、東欧)1割(ウィキペディア)という感じのようです。
シラキュースは1850年頃から塩産業等で栄えたようですが、その後衰退を辿り、70年代頃から、都市部の人口減少が顕著となり、それ以降、難民・移民をより多く受け入れ人口減を補ってきたようです。

結果として、裕福な白人層と貧しい黒人・難民層に大きな差を感じます。
※もちろん貧しい白人層が住む地域、裕福な黒人層もおり、ここでは細かな点ではなく、全体的な感想を書いています。

居住地域も、遊びに行く地域も、飲食の地域(お店すら)も人種ごとに異なっているように感じます。
以前にも書きましたが、特にダウンタウンのバス乗り場付近には、黒人・難民層が多く集まっている状況です(裕福な白人層は自家用車を使用するため、バスには乗りません。)。

ダウンタウンのバス乗り場付近には、貧困層が何の目的も持たずたむろしている状況も見受けられます。その2,3本先の通りの飲み屋街では、深夜まで、学生や裕福層が飲み明かしているという奇妙なコントラストがあります。

大学に話を移せば、シラキュース大学では、多様な留学生を招いており、特に成長著しいインド人・中国人の知識層を囲うことで大学を国際化しているように思います(インド・中国での広告活動を積極的に行なっているようです。)。

大学の国際化は成功していると見える一方、行政活動としての国際化は、人口減の処方箋であっても、治安・経済・雇用の面から見れば成功しているとは言い難い雰囲気です。

雇用の面から言えば、高所得の職に難民・移民層が就職することは語学面の制約等もあり、難しいように思います(日本から移民してきた友人も就職の面接には苦労しています。)。

このような現実を前に、日本全体あるいは自治体の人口問題に対する政策(や移民政策)がどうあるべきかを考えた場合、どのような判断ができるでしょうか?

ある記事のある自治体の成功例によれば、移住希望の国内の芸術家などをヘッドハンティングのように選抜し、人口増・活気ある町づくりに成功したものがあるそうです。一自治体の話を考えればこのような日本人間での流入流出で成功することはいい事例と思いますが、日本人間で人口調整を行なった場合必ず流出するケースが出るわけで日本全体からしてみれば、プラスの側面は少ないのだと思います。

そう考えると、最終的には、日本による難民移民の大量受け入れという話になるのですが、米国のようになれるのか、はたまたこれまでどおり難民等を受け入れず日本人のみのコミュニティを保ち続けるのかという選択肢になります。

個人的には、将来の人口減・活力減を補うには(そして日本人の国際化の視点から)移民の受け入れが不可欠と思いますが、日本人の心の問題(他国人に慣れていない)・言語の問題・治安の問題・財政の問題(移民への生活保護)等を考慮すると、シラキュースのような現状は日本国民世論には受け入れることはできないのだと思います。しかし、受け入れなけば、たくさんの地域・自治体が成長せずに衰退していく結果になるとも思われ、非常に悩ましい問題です。

特に先進国でこれほどまでに単一の民族で構成されている国は日本のみと思われ、国民の心の準備は、数年という短期間では可能ではなく、今後いつどのように舵を切らなければならないのか(切らないという判断も含め)、今後引き続き考えていかなければならない問題と思いました。