2013年3月15日金曜日

マックスウエルの授業風景3(中間試験)

3月2週目は1週間の春休みなのですが、その前の週は中間試験期間ということで、皆とても忙しくなります。今回は私のケースを紹介したいと思います。

中間試験はテストのものもあれば、レポートのものもあれば、プレゼンのものもあれば種々さまざまです。私の場合は、今回はレポート・プレゼンでした。

月曜日:World culture のレポート提出日。具体的には政策提言ペーパーを3000字程度。授業で扱った移民問題と各国の政策の中で具体的なトピックに絞り、授業内容と合わせて政策提言するもの。私は日本における移民問題と日本の政策を取り上げました。

火曜日:Social Policyのレポート提出日。レビューペーパー2000文字程度。課題図書である先進国と途上国の社会保障政策(医療・貧困対策等)についてまとめ、途上国の政策に何が必要かの意見を提示するもの。

水曜日:International political economyのレポート提出日。レビューペーパー2000文字程度。授業で扱ったリーディングからトピックを一つ選び、critical paperを書くもの。2007年から起こったthe Financial Crisisを選びました。

木曜日:Comparative politics のレポート及びディスカッションのためのオープニングQuestionを提示。 レポートは2000文字程度で、ヨーロッパにおける連立政権時における政党の選択・リーダーシップについて1冊の本のcritical paper。また、授業の冒頭に15分ほど、Coxが唱える政党・政治家の戦略的選挙論についての解説及びdiscussionのための質問を数問提示。

ざっと春休み前の1週間はこのような感じでした。大変なのはこうしたレポートの提出以外に通常のクラスの予習もしなければならないということ。こうしたレポートは事前に知らされているためちょこちょこと準備はしていたものの、いつも授業の準備が大変で中間試験用の準備はおぼつかない状況でしたので、本当に大変でした。1か月前程度から土日もなく、夜の寝る時間もなくという感じで、英語レベルに問題があるものの、アメリカ人の同級生たちもとても苦労している感じでした(彼らはほかに就職活動もピーク。。。。)。

日本の大学院の状況はよくわかりませんので比較はできませんが、常に何かの締切に追われる状況で、この春休みですらのんびりはさせてくれず、翌週の予習等に追われる感じです。

米国公共政策大学院の中間試験の一コマでした。